今年もよろしくお願いします!
昨年はまれに見る低更新頻度、低閲覧回数で推移しました。
ということはこのブログを読んでくださっている数名の方々に濃厚な感謝を申し上げたい。
ありがとうございます!!
まぁ書きたいから書くだけ(興味ある人には届いたら嬉しい)っていう内容を書く場所なのでちょうどいいですね。
コミュニケーション取りたいものはXなどに載せてます。
この記事めちゃ長くなってしまった上に読みやすくもないかも!
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いつも家庭でいっぱいいっぱいですが、年始に時間を頂けたため、一念発起して少し遠くへ行ってみることにしました。
ここ数年、もともと一人旅が好きであることを忘れてしまうような日常を送ってます。まぁそれはそれでいいかと思っていたのですが、チャンスがあれば行きたいですよね。
前々からの野望ってほどでもなかったのですが、うっすら「ゆるキャン△周辺の土地をうろついてみたいな」と思っていたところがあり、富士山周辺に行ってみることにしました。
ゆうても僕は比較的「ゆるキャン△」ライトユーザーであり、コミックとアニメは一通り見たが見返したり深堀したりしていないものである。
好きでファンアートを描いたりしているが、正直おそるおそるである。
それでも一人旅の動機になるならいいんではない?くらいの気持ちで年末に「いやいや今から元日に取れる宿ある?」というノリでゲストハウスを探してみたら、富士駅にあった。
最低限の治安と清潔感があれば、僕は宿については寝られればOK。なのでゲストハウスは安くて最高なのだ。
知らん人と鍵のない大部屋で寝るのだから、嫌な人は絶対に嫌でしょうね。
そんでから大晦日にJR時刻表と温泉マップを入手。温泉マップはよく見ると今回のルートに鑑みてまるで役に立たなかった。(見てから買おうね)
電車で旅するときはやはり時刻表に限りますな。
乗換案内アプリだと詳細が見えない(見られるが見にくい)ので予定の組み換えがしにくいのだ。
どこに行くべきか、ネットで調べてみた。うすうす感づいてはいたが、ゆるキャン△の舞台巡りはふつう車でやるものらしい。そらそうか~。
それでも電車で行けるところをまとめてくれている記事が数個あって、めちゃくちゃ役に立ちました。ありがとうございます。
結果、1泊2日なのでコンパクトに収まってちょうどよかったです。
今回のような旅を青春18きっぷで実行しようとずっと思っていたのですが、まさかのルール変更。過去にやってたような、金券ショップで売買とか1日だけ使うとかができなくなりました。ガーン。まぁいろいろ事情があるんでしょうな。
新ルールだと自腹のほうが安そうだったので自腹で行きました。
出発!
千葉方面から東海道線で富士駅まで行くつもりだったが、出る時間がちょっと遅くなってしまったので、東京から三島まで新幹線を使うことに。
1時間の短縮でプラス2000円弱。時間単価を考えると妥当か。
いやいや、在来線で生活感に包まれながら移動するのがいいのにさ。
まぁ現地での時間の方が大事なので新幹線でいいとしまして。
富士駅に12時ごろ到着。
まだゲストハウスにチェックインできないので、身延線で西富士宮に行ってみる。
作中でよく「身延(みのぶ)」という地名が出てくるので、ミノブと聞くだけでワクワクする。
でも今回の旅のために予習とか実際に行ったりとかして、作中のやり取りの意味がちゃんと理解できました。
村上春樹の小説で出てくるミュージシャンや小説家の名前とか「あっそ」って飛ばして読むみたいな?のをゆるキャン△でもしてたんですが、わかるとわからんとではえらい違いですね。村上春樹でもそうなんでしょうね。
身延線はワンマン列車で、乗り場にやたらと警告が出されていた。
「途中から無人駅になる」とか「TOICAとSUICAのエリアがまたがるとNG」とか。
調べてもよくわからなくて、旅先では人に聞くのが基本だということを思い出した。
駅員さんに聞くと、西富士宮までは普通にSUICAで行けるとのこと。
さすが、同じ質問に何回も答えてるんでしょうな。
西富士宮までは複線なので、ワンマンてだけでまぁ普通の電車かなって感じ。
バスみたいな整理券と料金表があって、いずれ自分の身に降りかかるんだろうなとは思いつつ。
西富士宮で降りて、目的地は作中に出てた神社ではあったが何にせよ「富士宮焼きそば」とかいうやつが食べたい。
Google Mapを頼りに、「営業中? ほんまか~?」と思いつつ3軒くらい実際に歩いて行ってみる。神社から離れてるし、案の定、元日から開いてるわけもなかった。
最悪イオンの焼きそばを食えればいいとして、神社に向かうと、それまでぜんぜんいなかった人がわんさかいた。
問題の鳥居を見つけてホ~と眺めて、ご当地グルメの探索に取り掛かる。
ただ旅は始まったばかりなのでお土産系は買うことができず非常に残念だった。
「ここで売ってるものは後でも買えるかもしれない(無理かもしれない)」との希望は、かなわなかった。富士宮グッズはここでしか売っていないのだろうか。
ビールと富士宮焼きそばうまい棒みたいなのを買って、最低限の目的を達成。
もう少し歩いてみると富士宮焼きそば屋が集まっている横丁があり、並べばありつけそうだったので飛びついた。
ここも舞台だった。なるほど~。
焼きそば横丁のテーブルはいっぱいだったので、神社近くの川沿いに座って食べることに。
ここに来るまでにいわゆる「どぶ川」であるはずの溝を観察していたのだが、いちいち水がきれいである。
神社に流れる川もめっちゃキレイだった。このへんの皆さん、水がキレイなのは当たり前じゃないですよ。
街に流れる川の水やのに飲めそう!と思いながら焼きそばを食べた。
富士宮焼きそばの特徴はゴムみたいな麺と(たとえが悪いがどこかのレビューで見た)、肉かすと、ほんのり香るニンニクである。
おかわりしたいくらい好みだった。
カップ焼きそばバージョンも売ってたが、かさばるので買わず。
う~ん、また行くしかないのか。
として富士宮駅のイオンまで歩ける距離になっていたので行ってみた。
ここはさすがに、基本的にはただのイオンだった。
千葉に負けないくらい人もわんさかいたし、ちょろっと見物して撤退した。
普通に住みやすそうだなぁと思った。
さぁてここでまだ13時半くらいなのですが、さっそく今日やることがなくなってしまいまいた。
翌日にやることは身延で「みのぶまんじゅう」を食ってから温泉にいくこと。
もう一つ行けるとこあるかな?とヒトサマのブログを見直したら、モデルとなった学校が身延の近くにあるってことだった。明日も同じ方面行くんやどな…
どうせ入られへんけど、時間もあるしカタチだけでも見に行っとくか…てことで行ってみた。
西富士宮から先は著しく本数が減って1時間に1本あるかないかのレベルになる。
帰りの電車を調べても、どうにか行けそうだった。
とは言っても行くだけで鈍行で1時間半。
どう思いますか?
最高ですよね。
電車の旅のいいところはほかに誘惑がないことなのです。
しかも幸い乗客がめっちゃ少ない。
めっちゃゆっくり絵を描いたり漫画を読んだりできました。
景色もいいです。たくましい山々に囲まれているのですが富士山がたまに覗くんですよね。川も美しい。
甲斐常葉駅に到着。
無事降りられました。運賃の払い方はいいとして、現金オンリーなんですよ。
距離が長いからか800円とかするし、「これ、明日足りるかな??」と思ってきました。
電子マネーしか使いませんっていう人一回来てみて。
駅からモデル地の校舎(旧小学校・中学校)まで歩くのですが、ゆるキャン△の張り紙とか看板とかがちゃんとあるのでびっくりしました。所によってはのぼりまで。
この廃校舎ではたまにイベントもやってるらしくて、だからか~とも思ったが、いやいやでもこの町、ゆるキャン△以前はこんなことしてなかったはずで、どんな気持ちでやってるのかなーと考えながら、ヒトケがほぼない道を歩くこと約15分。
坂の上に校舎を発見。うーんたしかにこの坂とか気は見たことがある。
校舎には入れなかったがグランドには入れた。不審者っぽいのですぐに出て駅に向かおうとしたら、校舎を見に来たらしき人とすれ違った。
元日でも巡る人おんねや…
すぐ近くに寺があり、入ってみるとゆるキャン△の自販機が!
賽銭箱の近くにはゆるキャン△ファン用の交換ノートとスタンプがあった。
なんかすごいことになってるな。
海外から来たという書き込みもあった。あと、元日に来たというのも3件ほど。
いい時間になってきたので駅に向かう。
「富士駅まで帰れればOK」と思い所要時間をあまり見ていなかったのだが、帰りは2時間はんくらいかかった。
途中の駅で「すれ違いのため」止まりすぎちゃうか?と思って時刻表の本を見たらなんと【40分間】停車。そんなあほな! まぁゆっくりでいいからいいんですが。
電車の中にトイレもあるし、座り心地もいい。乗客がいない。
弾き語りライブができるんじゃないかと思うほど。
おかげさまで、今日見た景色から着想を得た絵を描いたり、年賀状を描いたりできました。
19時過ぎに富士駅に着き、ちょっと遅めのチェックイン。
駅から徒歩6分の「GUESTHOUSE 富士と碧」という場所です。
ゲストハウスといえどもめっちゃ清潔感があり、よけいなものがない感じ。
寝床も2段ベッドではなく細長い個室になっていてとてもよかった。
朝は屋上から景色を見れるとのことで一層楽しみになってきた。
荷物を置いて居酒屋でも行ってみることに。
宿に来るときもそうだったのだが、元日なので真っ暗。
商店街へ行くと明かりだけはついているが、開いている店はあまりなかった。
マップでスーパーを見つけたので行ってみたがもちろん閉まっていた。
15分くらいウロついて入った居酒屋では、食べ物がほぼ売り切れな上、システムエラーで電子マネーが使えないとのことだった。
まぁ飲めればいいんで...
(現金、足りるか??)
他の店が開いてないのでどんどんお客さんが入ろうとしてくるが、食べ物がないことと電子マネーが使えないことを伝えないといけなくて、店員さんがかわいそうだった。
営業してくれていることに対してはめっちゃ感謝なのだが、晩飯としては物足りなかったので、コンビニでカップヌードルカレーを買って宿で食べることにした。
ゆるキャン△を読み返しているとカレー麺が食べたくなりまして。
(お金をおろしておけばよかったものを)
21時くらいにさっさと寝るつもりだったのだが、ゆるキャン△のドラマも観たら面白いんじゃないかと思って夜を更かしてしまった。
当たり前だが現地で撮影しているので、すげーすげーとテンションが上がった。
おーっと!書いてる時間がなくなってまいりました。
翌日早く起きたので屋上に上って富士山を見てみる。
いやー富士山が当たり前ってなんて贅沢なんだろうか。
出発のタイミングは1時間刻みでいくつか考えていたが、一番早いので行くことにした。
ゆるキャン△の予習は気が済んだので同作者の「mono」を読んでみる。
帰りも東海道に乗るつもりだったが、monoでやたらと甲府の話が出てくるので興味が出てきた。甲府経由で八王子通って帰ることにしよう。
8時過ぎに身延駅に到着。まだみのぶまんじゅうの店は開いていないので少し散策。
ほかに誰も歩いておらず、明らかに観光客だ…。
バスタクシーターミナルがあり、景観も整備されている印象。
有名なお寺があるから昔から比較的栄えているようだった。
にしても、今までで一番ゆるキャン△のプロモーションがされている。
どんな気持ちなんだろうか…?
8時半にまんじゅう屋が開いたのでまんじゅうを買う。
店内はめっちゃゆるキャン△色だった。
店員さんに「ゆるキャン大好きなんです!」と話している女性客もいた。
周りにゆるキャン△ファンがいないのでわからなかったが、女性ファンもいるのだな…
店員さんもそういった話に慣れっこだったので、立派な町おこしになってるんでしょうなぁ。
その向かいの店に入ってみたらゆるキャン△グッズがわんさか売られていた。
グッズってこんなにあるのん?!て思うくらい。
でもその店、もともとお寺グッズの店やねん。
すごいことになってるなぁ。
ゆるキャン△目当てのお客さんが5人くらいいた。過去最多。
良い気候のときはもっといるんだろうなぁ。
僕はグッズがあっても困る方なのだが、ゆるキャン△とわからなそうな富士山巾着があったのでこれだけ購入。現金、足りるか??
電子マネーが使えないばかりか、コンビニやATMもないんですが。
このあと温泉に入ってから甲府に行く予定。
温泉の入浴料と電車賃だけは確保し、甲府が都会であることを祈る。
3駅乗って下部温泉駅。
9時過ぎに着くが温泉は10時からなのでちょっとうろついてみる。
歩くと音楽が流れる「メロディブリッジ」なるものがあった。
確かに音楽が流れるがスピーカーが橋の裏についていて下向き?近隣の人うるさくない?
ちょっと行くと旅館が多くあるみたいだったが、今はmonoを読んでおきたいので温泉の前のベンチに座った。
今さらだが、年末にkindle scribeを買いまして…。
電子ペーパーが好きでkindle Paperwhite→Likebook 8 inchときて、Likebookがあんまりよくなかったので売って、あーぁ10インチくらいのkindle出ないのかなーと離れて3年。
ふと検索したら、出とるやないか!
メルカリで失礼して、入手しました。
いいですね。電子ペーパーは屋外で読むのに最高というのと、他に何もできないってのが気が散らなくていい。今年はなるべく、SNS見そうになったら漫画を読むようにしたい。
ということで天気がよくて助かりました。寒かったらずっと走っとくしかなかった。
温泉が開いたので速攻入りました。奇跡的に電子マネーが使えたのでよかったです。
そしてまたゆるキャン△のパネルやグッズが…。
あとは純粋に武田信玄の話とかが書かれていて、歴史に興味持つきっかけにしたいなと思いました。
いやぁちょっとスーパー銭湯チックだったんですが温泉いいですね。
普段から入るべき。スーパー銭湯でもいいから。
とくに名物が食べられる風でもなかったので、予定より時間を早めて甲府行きの電車に乗ることにした。本数が少ないので、別に時間短縮したいとかじゃないけどタイミング的に特急に乗ることになった。
無人駅だったので戸惑ったが、乗ってから車掌さんから切符を買うことができた。
特急には結構人が乗っていた。7割くらい。
40分ほどで甲府に到着。
景色を見ているとどんどん都会に近づくのがわかって寂しくなった。
いいとこだったな身延周辺...
不便は宝なのではないだろうか。
「何かをやり逃している」みたいな焦りが生まれない。
まぁそこに住んだらいろいろあるんやろうけどね?
このへんに住んでたらキャンプやりたくなるのはうなづけた。
キャンプ場がいっぱいあるし、ぴったりの娯楽なんだろうなぁいいなぁ。
僕はアウトドアは「ワイワイしないといけない」という先入観と実体験があったので好きじゃなかった。が、個人的には外で本を読んだり楽器を弾いたりするのが好きで違和感を覚えていた。
絵を描くようになってから、流行ってそうだからという理由でたまたまゆるキャン△を読んでみたら、キャンプだけど何もしないみたいな内容でコレコレ!!となったのでした。
いい出会い!
だから今はキャンプしたいなぁと思ってるんですよね。
まとまった時間が取れるようになったらきっと!
で甲府に着いたので、monoでちらっと話に出てきた舞鶴城公園へ。
大阪城と違ってめちゃくちゃ起伏が激しい。でっかい階段を上らないと良い景色が見られない。
「旅行を老後に取っといたらアカン」と普段から思っているんですが、まさにそれでした。
上まで登るとめっちゃいい景色でした。
なんでしょうか、なんで山がこんなにきれいなんでしょうか。
大阪は山に囲まれてはいるけど全然違うんですよ。
大阪は標高が低いから?森っぽいからかな?
甲府は基本的に都会であり、気が済んだのでATMでお金をおろして、お土産を買って帰ることにしました。
甲府の土産は信玄の話ばっかり。
信玄餅好きやけど山梨から来ているとは知らなかった…。
信玄のこと何もしらなかったことを反省した。
名物を食べたかったが特に入手できるものがなくて、なぜか奈良の「ゐざさ寿司」があったので懐かしくてこれに決めた。
あとは中央線経由なので千葉まで一直線です。
富士も甲府も来てみると案外近い。
2時間くらいかな。弾丸旅だったけども次来るときの下見ってことにしときました。
甲府周辺にも面白そうなスポットを見つけたし、富士宮焼きそば食べたいし、そもそも元日に観光する僕が間違ってたし、次回を楽しみにしてます。
ここまで読んでくれた方がいたら、ありがとうございました!!