2018年5月27日日曜日

ギターを買う '18 その2


そして僕もギターを買いました。
乱暴な言いかたをすればギブソンのES-335の廉価版で、
エピフォンのナントカ335。


経緯!

1. 去年あたりからまたジャズギターの波が来て、ある教則本(レスポールで弾いた音源付き)の曲をコピーしていたりした。

2. 今年、違う教則本を買ったらそれについてた音源はフルアコで弾いたものだった。
  →伸びがない枯れた音ってカッコいいかも?

3. そういえば土下座さんがレコーディングに使ってたのと似てるのかも?
  →それはフルアコじゃなくセミアコやった

4. でも楽器屋で試奏して説明を聴くと、セミアコの方が潰しが利くようで自分に合っていると確信。
  →初めはセミアコ/フルアコのすべてのギターがまじで同じに見えたが、だんだん目が慣れてくる。

5. 土下座さんがギブソンの335を貸してくれる。
  →ラリーカールトンが俺の部屋に居候しているようで日々緊張。

6. バズーカフライデーズの練習で使ってみるとめっちゃハマる。
  →すなわち音作りの手間が省ける。

7. 廉価版でいいから買おう。ジャズにも使えるし邪魔にはなるまい。


 *

というわけで今日(当時)はお茶の水にやってまいりました。

ネットでエピフォンのES-335のサンバースト(焦げ茶色っぽいグラデーション)を探し回ったのですが、関東にはないのです。
ちゃうねんサンバーストが欲しいねん。

サンバーストにこだわる俺が狂人なのかもしれない、
とラリーカールトンの画像を検索してみたら、サンバースト以外も弾いてはる。
これも運命これも出会い、と大きく妥協してアイスティー(赤茶色っぽいグラデーション)でいいかと頑張ったが、これであっても横浜にしかないようです。
いや待てそんなのはネット民の勘違いだ、ネットに載らないような店には在庫があるはずだ。
というわけでお茶の水にやってまいりました。

ほんまにないとは思いませんでした。
昔の僕なら駄々をこねて横浜に行くところなのですが
これも運命これも出会い、と大きく妥協してナチュラル(木目の色)で手を打つことにしました。
ナチュラルがいちばん売れ残っている印象。
ほかにチェリー(アメリカンチェリーみたいな色)ってのもあったんですが、
ちょっと気分と服装とジャンルを選びそうなので避けました。

ナチュラルを選らぶ大義名分はコチラ。
・身の丈に合っている(色的に上手そうに見られない)
・どんな色の衣装でも邪魔しない?
・将来もっと好きになれそう
・その日お茶の水にあった

勇気を出して、買う前提で試奏しました。
そこで、ざっくりいうと335とDotという2種類がありまして、値段が全く同じ44,604円(税込)。
何が違うんですかと店員に尋ねるも、見た目だけですと応える。
いや、ネックの太さがちゃうんちゃんと思って両方弾いてみたら
案の定そうでした。
店員は個体差ちゃいますかと言ったが、ちゃうんちゃん。

太いのと薄いのがあるって聞いております。
僕は甘ったれなのでネックが太いとダメなんです。

というわけで緊張の面持ちで335の方を購入宣言。
4万円くらいなんですが手足が痙攣しそうです。

いや~新しいギターを持って帰るって楽しいなぁ。
少年に戻った気分だった。


*


こんなに早く決断できたのも土下座さんがギターを貸してくだすったおかげ。
ありがとうございます。
なので記念写真。
左がお借りしたサンバースト、右が僕のナチュラルです。
早速ですが馬車馬のように働いていただきます。




山口土下座とバズーカフライデーズ、次のライブは…
山口さんのブログから拝借させていただきました。
楽しみです~。よろしく。

●6/1(金)下北沢ラプソディー
山口土下座presents「ビールと焼酎と大先輩」
OPEN 19:00 START 19:30
前売:2300円 当日:2800円(+1000円分オーダー)
出演/ 山口土下座とバズーカフライデーズ / ちなげ / スペシャルゲスト:福島康之(from バンバンバザール)
(我々は、20:50〜です)





2018年5月26日土曜日

扇橋ミーティング 5月


湯浅さん主宰の(まさに主催でなく主宰)オープンマイクに行って参りました。
オープンとは名ばかりの湯浅さんセレクション(またはコレクション)です。

お名前だけ存じていた方や、姿はお見かけするけども未接触といった方がいらしていて、
すばらしい交流の場でした。

僕は近頃バズーカフライデーズの件でエレキばかり弾いており、
弾き語りの練習など1秒もやってなかったのですが、

1. あれもこれも
2. マフィンはどこへ消えた?

の2曲を演奏いたしました。
湯浅さんのマーチンをお借りしまして、やはり恐ろしく芳醇な音色でした。
まるで山崎です。

1曲回しってとこもよかったですね。
また是非お邪魔したいです。

さて、次の弾き語りライブはいつになるのでしょうか?!!

2018年5月9日水曜日

ギターを買う '18 その1


大阪に帰省したとき、友人がアコギを買うというので付き添った。
大阪難波周辺には中古の楽器を売っているところがそこそこあるのを知ってる。

だがしかし僕は楽器屋はご無沙汰だったので、その楽器屋たちがまだ存在しているのがどうか下調べをせねばならなかった。
幸い、僕が密かに贔屓にしている「おとぐら」を始め、他の楽器屋も健在だ。



アコギを試奏して回るのは初めてだったので楽しかった。
3万~5万円の、モーリス、フェンダー、エピフォンのアコギが候補となった。
最終的にはエピフォンに決定した。
(弾き語りでステージに立つとこ早く見たいな!)

そのエピフォン、新品で4万弱なのにようできてるわと感心した。
少なくとも僕が今使っているVGのアコギよりもずっと弾きやすくて音も鳴る。
僕がギターをメンテナンスに一度も出していないということもあるけども。



めっちゃ簡単に言うとエピフォンはギブソンの廉価版メーカーである。

ある楽器屋のおっさんによると、ギブソンのアコギを指差して
「こっちが本物なんやけどな。本物いうたらアレやけど」。
エピフォンのやつと型番が似ている。そういうことだ。

別の楽器屋のおっさんによると、
「ギブソンがエピフォンに設計図渡すんやけども、最近のエピフォンはかなりそれに忠実に作ってますよ。中国製とかですけどね。ギブソンは人の手で丁寧に作るからその分高なってるんですわ」
インドネシアってのもありますね。

ほんでギブソンやと20万円は覚悟しとかんとあかんことになる。
音に違いはあるんやろうけど、それに十数万円を余分に出せる人ってそんなにおるんやろうか。
品質は確かやと思いますよ。

あとは「え~エピフォンって書いてるんいやや!どうしてもギブソンがいい!」
というパターンもあると思う。
僕はあんまり製品の話をしないのでよくわからないが。

ギブソンが破産と聞いてう~ん残念やけど
自分がしてきたことは何一つないし、これからできることもないかもなぁと思った。

木材のこととかハードロックの衰退とかいろいろ問題はあるんやろうけど
キリがないので破産についてはとくに調べないことにした。

つづく

2018年5月3日木曜日

ジャズやぶれ、ジャズかぶれ


ジャズかぶれの時期というのが不定期にやってくる。
でも今回は需要があるのでそこそこ本気である。

誤解しないでいただきたいのが、
僕は音楽史やアーティストにはなんかあんまり興味が湧きにくい性分であり、
ここで言うジャズかぶれというのは音楽の形式そのものについてである。

だから、ジャズ全般の話をされてもたぶん答えられません。ごめんなさい。

知識が貧弱なのでアホみたいな文章になること請け合いなのですが、
ジャズって基本的に外れた音がたくさん鳴ってますよね。

大学くらいのころエレキギターでジャズ風のソロを弾きたいときがあって、
すごく頑張って外せる音を探したりしてた。

ここを半音ずらすと?
いや、これやったらミスに聞こえる。
う~んダサい。

そういうのはスケールを知ればほとんど解決するということに最近気付いたのです。
スケールはアマチュア音楽家にとってはタカガ&サレドなのですが、
スケールの重要性は、スケールの使い方を知るまで実感できないようです。

いかに重要か知らない間は、ええいこんなものと皆投げ捨てる。
ところが学んでみるとそれは《正しい音のはずしかたまとめ》なんですね。

「うーんどうやったらカッコよく音が外せるんや」..と悩んだ人たち、先人たちの汗と涙の結晶なのです。(たぶん)

型にはまりたくないという考えから一人で旅に出るのはよく見かけますが、
型を知らないと外れられないのでした。
でもそれに気付けるのは型を学んでからかもしれませんね。
知らなかったんですが、こういうのを守破離(しゅはり)っていうんですね。

結局、音を外したいと頭を抱えた10年前の僕は今、
型へのはまり型を学ばなあかんのやーと思ったわけです。
ほんまの意味で音を外すことができるのはスケールを熟知してからなんでしょう。

ここでひとつ言いたい。
スケールを知ったからってそれに捕らわれるのはよくないことなんだぞ。
教則本にも、スケールだけで弾くんじゃなくてお前の感性が湧けよと書いてある。
でたらめに弾くためのスイッチも持っておいたほうがいいんやろうなと思う。

知ったからってそれだけを基準にするのではなく、知らなかったときの気持ちもわかるようにしておきたい。
もはやジャズの話ではない。