2016年5月29日日曜日

英字新聞読んでみい


ある昼下がり、
今日夜なんもないわ~(自分のワンマンの練習しなあかんけど)と思ってツイッターを見ていたら、
カスタネッツが代々木でワンマンをやるというツイートを発見した。

高校の時、ツタヤでレンタル落ちのCDを漁っていて、
かわいい紙ジャケットにつられて知らないバンドのCDを2枚買った。
それがカスタネッツだった。

ジャケットから予想した通りのヘタウマポップというべきか、ちょいひねくれギターロックと言うべきか、そういう作風。
いつか見てみたいかもと思ってたら、やってんやん。

しかしライブ自体は昔みたいにバンバンやってないご様子。
いやーでもなーその2枚分(4曲)しか知らんといきなりワンマン行って、
「ちゃうわー」ってなったら嫌やしな。



ところで最近、久しぶりに英字新聞を買ってみることを思い付いた。
必死で英語を勉強しようと焦っていた時期はたまに買って読んでいたが、
今はペーペーなりとも医療翻訳者としてあぐらをかいてしまっている。
あぐらをかいているだけなので、うーんこの構文やとちと読みずらいけど時間をかけすぎるものでもないし…と思うことがたまにある。

こないだのブログでBBCの記事を引用したが、そのとき、やっぱ新聞の記事ってうまいこと文章を作ってるなと思ったのです。
使われる単語はメディカルとは違っても、上手な順序と接続で書かれた英文を多読すべきだなと思ったのです。

じゃあ英字新聞などどこに売っているのか。
でっかい本屋に行かないとないのだろうと、田舎もんとしては考えたのだが、
なななんとキヨスクで普通に売っとるやんけ。

錦糸町や両国でさえ売っている。

しししかも、週末バージョンは分厚いのにお値段たったの210円。
なんぼ安くてもそんなに読めるかっちゅうねん!

家だと集中できないので、それを買ってカスタネッツの待つ代々木へ向かった。
英語の新聞を電車の中で読んでいると自分が不審者のように見られているような気がする。
自慢げに英字新聞を広げるとかそういう場面が漫画とかドラマであるけど、ちゃうちゃう。

英字新聞で挫折するのは、興味や予備知識のない記事を、辞書を使って読もうとするからだ。
誰もが知っている時事ネタや、自分の興味のある音楽や日常についての記事を、
わからん単語の意味を想像して飛ばして読めばいい。

精読も大事だが、英字新聞に関しては苦手意識を助長するようなことをしなくていい。
毎日作られる文章やから、記者もそこまで練り込んでないと思う。
たぶんやけど。書籍に比べたらそうでしょう。

代々木に着いてカスタネッツの開演まで1時間くらいあったので、
消去法で仕方なくマクドに入り、まんまとチーズバーガーセットを頼んでしまう。

「エボラの再来に備える」「間違った人と結婚してしまうワケ」「音楽のジャンル分けを心理学の観点から考える」
みたいな記事を読んだ。
どれも日本の新聞には載らなそうな、大胆な内容だった。
日本の新聞ならきっと却下される。
一部の人の批判で大問題になってしまうような風潮やから。

あとはアリアナグランデの新譜での異変の話とか、あまり報道されないような国の話とか、
いきなり読んでもわからん。

そろそろ開演が近付いて来たのでライブハウスに向かう。
予約してないけど、当日券ありませんってのは多分ないやろう。

入口には20人くらいお客が並んでいた。もう開演まで10分もないですよ。
ホールを映すモニターを見ると、けっこう入ってる。
ガードレールに座って3分くらい考えた結果、
人ごみの中で知らない曲を2、3時間聴く自信がないので、
行かないことにした。

4000円+ドリンクが浮いたと思えばいいし、
ちゃんとアルバムを聴いてからまた来ればいい。
ワンマンの練習できるやんと思えばいい。
します。

5/17 ルート14とその2日後

5/17、本八幡ルート14でした!
というのを書き忘れてた! あらやだ!

1. メルボルンCity Loopの歌
2. ビッラルさんのモジャカレー
3. イングランドの女
4. あれもこれも
5. 君に借りたCD
6. 大横川親水公園の猫
7. 鳴尾浜臨海公園の猫
8. 竹居薬局の犬

対バンの【とっと。】さん、
話した感じとか曲、歌詞、ステージでの振る舞いとか、すごくよかった。
もともと知り合いやったような気がした。

自分的には、まぁまぁよかったかな。2週間もたったら忘れるわ。
どうもありがとう。

自分のライブじゃないけど、2日後にルート14にボサノバ博を見に行った。
パーカッションの方が怪我で欠場だったが、
他のピアノ、ウッドベース、ガットギター、フルートの4人でうまいことパーカッション不在感を補っていた。
ちょっと静かに聴く分にはいいなという風になってた。
でも同時に、やっぱあのパーカッションの人はすごかったんやーと感じずにはいられなかった。
ものすごく全体に馴染んでその包容力でリズムを支配してたんや。

ボサノバ博はボサノバヒロシと読みます。
4回目なのでもうみんな慣れっこでした。
プロがこれだけひとつのライブハウスに集まるのはかなり珍しいみたいです。
だいたい個々のユニットで、バーやレストランでやるから。

さて、僕は5/17にライブが終わり、久しぶりに3週間も空くのでまったくギターを練習していませんでしたが(ジャズギター以外)、
昨日ワンマンの練習を本格的にはじめました。

その前に6/7新宿カールモールでライブあり!
デヤッ!


2016年5月28日土曜日

ワンマン目前インタビュー

――こんにちは

こんにちは。

――まずは簡単に自己紹介をお願いします。

オバタケンです。

――確かに、これ以上簡単にできないですね。ワンマンライブをされるとかで。

そうですね。

――スペースの無駄なのでもう少し喋ってください。

そうですか。

――そうです。

そうです。

――ワンマンライブは初の試みですか。

はい。ソロ弾き語りでは本当に初めてですね。キイチエモンズっていう、僕がエレキを弾くユニットでは1回か2回やりましたけど。大阪で。

――なぜワンマンをやろうと思ったのですか。

大阪ではワンマンというのはそりゃもうめちゃくちゃ自信があって、ファンも結構いて、もちろん演奏も申し分ない、そういうミュージシャンがやるものでした。少なくとも僕はそう感じてました。中には「なんでお前がワンマンすんねん」ていう人もいますけど、稀ですね。
ところが東京に来て驚いた。みんな旅行に行くくらいの感じでワンマンをやるんですよね。これは本当にカルチャーショックでした。大阪と東京の違いというよりは東京とそれ以外の違いなんでしょうか。僕が無知なのかもしれませんが。知らんけど。

――で、「おれもできるんちゃん?」と。

言うてみればそういうことです。というか、今の言いかたやとディスっただけになってしまってますけど、確かに初めは驚きました。でも、そのうち、何らかの意味を持ったライブとしてワンマンをするっていいなと思うようになりました。別にファンが大しておらんくても、いや、もちろんおったほうがワンマンとして正しいんやけど、自分に対する挑戦として、みんなやってるんちゃうかなと思って。よっぽどじゃないと見に行ったりしませんけどね。すごくクオリティが高いか、すごく好きか、すごく仲のいい友達じゃないと、2、3時間もダラダラと聴けないですよ普通は。

――で、なんでワンマンやろうと思ったきっかけは「俺にもできるんちゃん」だけ?

えっと、曲もある程度の数できてきたし、ワンマンあったら見たい~って言ってくれる人が増えてきたし、20代のうちにやりたいことのひとつに滑り込みで入って来たからです。もう20代でやり残したことなんかなかったんですけどね。

――なるほど。ありがとうございました。

ありがとうございました。待て待てコラ。

――はい。

アホ。もっと何か聞きいや。インタビューなんかなかなかないんやから。

――今回の『猫も食わない事ばかり』のコンセプトとしては、どういったものでしょうか。

しっかりした質問あるやないか。何帰ろうとしとんねん。今回のワンマンは僕にとってもお客さんにとっても初めてなので、お試し的要素は強いかもしれません。それだけに、ゲストミュージシャンなどは呼ばず、完全に一人ですることにしました。誰かを入れると大きくそっちに傾いた空気になりそうやったので。なので、僕の部屋で歌を歌ってるみたいなイメージですかね。とくにキャパ以上に頑張ったりはしません。

――2、3時間ぶっ通しで歌う気ですか。

3時間もやる曲がないです。トータル2時間くらいを目標で、喋りのコーナーも挟もうと思ってます。匿名でも良いので聴衆からお便りを集めて、それに答えたりしたいです。

――後藤秀樹さんみたいにですね。

そうそう。誰がわかるんでしょうね、その芸人。

――質問したいこともなくなってきたので、今一度詳細の告知を。

はい。2016年6月11日場所は秋葉原Live Garage秋田犬、18時半オープン19時スタートで、チケットはドリンク別1500円です。

――楽しみにしております。

来てな。

2016年5月22日日曜日

ごめんねエレベーター

BBCのニュースにThe Worlds Most Polite Country?(世界一礼儀正しい国?)という記事があったので、読んでみた。

こういう記事の半分は日本の生真面目さを揶揄する内容(言いすぎか。でもそれを読むのも楽しい)だが、
今回のは、あ~そっかーと思ったので一部訳してみたよ。
あんまり推敲してないです。

使い古しの内容だとは思いますけどね。
英語圏の人用に書かれた記事です。

以下、拙訳(人名など一部割愛)
(略)

「おもてなし」は日本人の生活様式である。風邪を引いた人は他の人にうつさないようにマスクをする。工事を始める前には隣の住人に包装した洗剤を贈る――どうしても飛び散ってしまう砂埃をこれで洗ってくださいねという意味合いだ。レストランの店員はお辞儀をして、心からの「いらっしゃいませ」で迎えてくれる。 お釣りを渡すときには手を下に添えて、お金を落とさないようにしてくれる。店を出る時は、見えなくなるまで玄関でお辞儀をしていてくれるということも珍しくない。

機械にいたっても「おもてなし」をする。タクシーのドアは近付けば自動的に開き、制服に白い手袋で装った運転手はチップを求めてこない。エレベーターは待たせたことに対して詫びを言う。トイレに入ればそれに気付いた便座がひとりでに上がる。道路工事の看板にはお辞儀をする作業員が描かれている。

日本の文化では、相手が本人のグループの外にいればいるほど、その人に対して礼儀正しくなる。この理由から、外国人はこういった惜しみない厚意にいつも驚かされることになる。あるスペイン語教師は語る。「日本に9年間住んでいますが、いまだにびっくりしますね。バスの中で、人がお辞儀をしてから隣に座って、立ち上がるときにもお辞儀をするんですよ。いつも新しい発見をしてます。」

しかし、「おもてなし」は訪問者に対してだけのものにとどまらない。「おもてなし」はあらゆる生活の場面に浸透しており、子供のころから学ばれるものなのだ。 

某観光関係団体の代表はこう言う。「『誰かに良いことをされたら、他の人に良いことをしなさい。でも、誰かに嫌なことをされても、他の人に悪いことをしてはいけない』という教訓のもとに育つことが多いんです。だから親切な振る舞いをするようになるんだと思います。」

(略)

あなたも「おもてなし」をすこし持ち帰ってみてはいかがだろうか。ほんの小さなことでも、世界に広がっていくかもしれない。

以上、拙訳

原文
http://www.bbc.com/travel/story/20160415-the-worlds-most-polite-country


エレベーターが待たせてごめんって言うってのが面白かったな。
たしかに「お待たせしました」って言うやつあるけど。
それを考えると電車も謝りすぎ。2分遅れたくらいでそんなに謝らんでも…。

日本人は礼儀正しいというけど、そのせいで、
礼儀正しくない人に対してかなり敏感やでな。

僕も人のこと言われへん。でも挨拶とかお金のこととか最低限できてたらもうええと思う。

この記事中、日本の学者によれば、
日本人の礼儀正しさは、茶道、武道、武士道から来ているそうな。

日本人には、フレンドリーさが足りないというコンプレックスが見え隠れする。
英会話教室とかでかなり問題にされてると思う。

でもこうやってイギリスの新聞で奥ゆかしさが取り上げられるくらいやから、
ぜんぜんそのままでいいよ、日本人。

世界中みんな「イェーイ!」ってならんでええやろ別に。
「あ、どうも……あ……」でいいよ、日本人。

自分を恥じていると笑われるぜ!

あ、イェーイ!ってしたい人は自由にしようね。

2016年5月16日月曜日

ジャズギターブーム

ちょっと前からボサノバピアノうんちゃらで、
「イパネマの娘」かんちゃらなのであるが、
「波(Wave)」という曲のほうが実は好きである。

ピアノの本に載ってる「波」はちとむずかしく、なかなか進まなかった。

そんななか、かなり前に買った、CD付きの初級ジャズギタースタンダード曲集に「波」が入ってることを思い出した。

ジャズも知ってたらかっこいいかも~という若気の至りで買ったはいいが、イメージと違ったためにすぐにやめていた。
和音が弾きたかったのに95%単音だった。

しかしこれが、僕も年を取って音選びのエロさに対する感受性がアップしているらしく、今聴くと、うわ~弾きたい!と思えた。


アマゾンとかのレビューを見ると「はじめてのジャズギター」というタイトルに反して難しすぎるという意見が予想以上にあった。

いったい、ジャズを何だと思ってるのか。十分簡単ではないか。

私など、この程度でジャズを弾いてる気分になれて申し訳ないくらいである。

とはいえ、何かのジャンルで中級以上のギタースキルがない人でないと、この本を難しすぎると感じるだろうなというのは事実である。

ひとつに、ロック/ポップスギターのテグセとは全然違う。なんでそんなところまで音を取りに行くのか(しかもアウト音)というのが多い。

ふたつめとしては、そんなややこしい運指をしながら伴奏コードのことを考えろというがそんな余裕がない。
ほんとは、うん、♯11やからとか理解しとかなあかんのだ。

みっつあるみたいに言ったが、別にない。

もともと持っていたのが続編だったみたいで、
一発目の方を調べてみたら、ジャズスタンダード曲が溢れかえっていたので買ってみた。

というわけで、今練習してるのが、
テナーマッドネス

ジャイアントステップス
A列車で行こう
らへんです。

付いてるCDもなかなか、いい曲はいい。

こうして、ボサノバピアノブームは知らぬ間に終わっていた。
ジャズギターブームも何か他のものによって知らぬまに終わりを告げるのであろう。


2016年5月8日日曜日

大塚と秋葉

下北沢のライブが終わったところやけど、
行きたいというよりほとんど「行っとかなあかん!」という気持ちでオープンマイクに行った。

行ってよかった。
行かんかったら家であ~あ。ってなってるわ。



・大塚ウェ●カム●ック

1. あれもこれも
2. 言い訳コーヒー

最近「あれも~」が多いけど許しておくれ。慣らしたいんよ。
言い訳コーヒーは2カポでA(キーはB)にして弾く曲なんやけど、
カポなしでCでやってみた。
作った当初はCやったけど、無理かもと思ってBにしてたんです。
Cでやってみたらぜんぜんいけた。
これはたまたまじゃなくて、成長したんやと思うわ。

アニバーサリーだからか、人がいっぱいいた。
知ってる人たちにもチラリと会えてよかった。



・秋葉●秋●犬

2. あれもこれも

ゴールデンウィークやからあんまり人おらんのちゃうかなと思ってたらめちゃめちゃ人多かった。
(体調良くないからやっぱ歌わん、いや、やっぱ歌うっておっしゃっり始めた)ぱらぱら散歩道さんの曲を1曲目にやりました。
ぱらぱらさんボーカル、僕ギター
僕は例のごとくそんなに歌いたい気分でもなかったのでよかった。

1曲はピアノで「イパネマの娘」でも弾こうと思ってた。
まだまだ練習不足やけど。

ところがこの日はピアニストが非常に多かったのでもしピアノやと気まずいかな~なんて考え始めてた。
そのうちできるようになったらやりますよー。

この日の犬のオープンマイクは、同時にここにいないはずの人がたくさんいてすごかった。

極めつけは去年の春に北海道に帰ったはずの大介君だった。

お、お前…なぜここに…!

まじで自分は夢でも見てるんかと思った。

ゴールデンウィークの間東京に居たらしい。
いや~また北海道で会いたいな。
今年は行かねば、イパネマ。

こんな大人になりました

5/4は下北沢Waverで 及川くん企画でした!

及川くんとは昨年11月の鈴ん小屋のブッキングで出会いました。
彼も大阪出身なのです。


下北沢はよくライブを見に行ったりするが、
出演ははじめてだった。

何度訪れても、欲しくもないものを買わせようとしてくる街である。
正確には、考えたこともなかったけど考えてみればうわー欲しい!というものですね。

僕が知っているなかで一番大きいGraniph(Tシャツ屋)が下北沢にあって
いつも寄るので今回も寄った。
今回も買いそうになったけど、グッとこらえた。
最近お金を使いすぎてる気がするからなぁ。

そんでから、たまによく行く古本屋(おかしいけど、「たまによく」くらいの頻度)が20%OFFセールをやっていたので、本くらいいいだろうと、入ってみた。

ブックオフがGWのウルトラセールをやっているのと関係があるのかはわからないが、
僕は心がブックオフ側なので、勝手にそう思った。

なななんと星の王子さまのフランス語版があったので買った。
フランス語は読まれへんけど、300円やし許してやったらどうや。
ていうので使いすぎてるんかも。
英語版を持っているので照らしあわせてやりたい。
原語がフランス語やからね。


その古本屋のすぐ隣にWaverの入り口はあった。
今まで全く気付かなかった。


シレっと変な空気を醸すところが大阪人ぽい及川くんだが、
リハ中からそんな雰囲気だった。
いいなぁ。

他の演者さんたちも一癖効いていて見るのも楽しかったね。

1. ヤマザキ 踊るパン祭り
2. ビッラルさんのモジャカレー(遅いやつ)
3. あれもこれも
4. 鳴尾浜臨海公園の猫
5. 大横川親水公園の猫
6. メルボルンCity Loopの歌
7. イングランドの女

人様の企画で初めての場所だと、わけのかわらんミスをするようだ。
わけのわからんミスをしたけどめっちゃ楽しくできました。
知ってる人も多くいたので嬉しかった。

及川君のバンド【KUSURI】はハチャメチャ具合がかっこよかった。

打ち上げの時間があまりなくて残念やったけど、
そのくらいがちょうどいいんかな。
またあんな集まりの一部になりたいです。
みんなみんなありがとう!!



あと、Waverはフーバーオーバーにかなりゆかりのあるハコだったみたいで、
勝手にテンション上がりました。

よく、いつテンション上がるの?っていうか、上がるの?
と聞かれますが、
こういうときです。


2016年5月1日日曜日

池袋FI5VEで!

4/29、今日は池袋でライブだが!



GWのしわ寄せを受け止める類の業種柄、
世間は休日でもちょこちょこ出勤日がある。

失礼ながら早めに失礼して池袋に到着したがちと早すぎた。
何か変わった物はないかと歩いていると、
瓶のコーラが目を引いた。

昔ながらの氷屋さんの店先でコーラやソーダなどの清涼飲料水が売られていた。
ショーケース兼冷蔵庫がそこにあるだけで店の人はいなかったので、
ちょっと立ち止まって品定めをした。

コーラか。
最近の飲まなくなったが、見れば飲みたくなるというときがある。
500mlもいらない。350mlも少々多い。飽きてからが長い。

ところが瓶のコーラは200ml前後だった。
しかも瓶というのが平成時代には一周回って高級に思えるのだった。

あかん、コーラくらいどこにでも売っとるわい。
そう思って歩き出したが、
いや、瓶のコーラにはもうしばらく会えないかもしれないし、
こんなに飲みたいと思ったのは久しぶりだ。
ましてや今ここを通り過ぎたところで行く場所はない。

コーラの冷蔵庫まで引き返すと、
店の奥にいたおっちゃんが気付いたと見えて店先にやってきた。
「気になりましたか」

瓶を返却する関係か何かわからないが、
持ち帰るなら100円、その場で飲むと90円だった。
それを理解せずに90円で買って去ろうとしたら、
ちょっとちょっと…となって、留まることになった。

僕がギターを背負っているせいで、初めは、
この辺にライブバーがあるんですよ~知りませんね~という話になったが、
音楽活動に興味がない人に音楽活動の説明をすることほど面倒なことはない。

そんなことより僕は氷屋さんに興味があった。
まだこの世に町の氷屋さんなるものが存在できる理由が知りたい。
というのは失礼な表現だったけど、
僕は何も知らないなりに氷屋さんのたたずまいが好きなのだ。

既におじいちゃんとの境界域にいるそのおっちゃんは、
昔の氷屋事情から最近のこの店のことまでいろいろ話してくれた。

冷蔵庫がなかった時代は各家庭は毎日のように、
リヤカーで運ばれてくる氷を買っていた。
氷屋の息子は夏になると夏休みを返上して、
プールに行くのを泣く泣く断って手伝いをさせられた。

やがて冷蔵庫、そして製氷機が登場してからは、
高めの料理屋やスナックはさておき、
一般家庭や大衆向けの飲食店においては氷屋の必要性が薄れていった。
多くの氷屋が廃業に追い込まれた。

ところが最近になって、高級指向・健康指向が定着してきたために、
若者が持つ店も良質の氷を求めることが多くなってきた。
しかも同業者の数が減少しているので、おっちゃんの仕事は減っていないという。

こんな興味深い話を90円で聞けて良いものか。
おっちゃんありがとうございました。

自分は利用しないけどなくなってほしくない物がひとつ増えた。
氷屋さん。
ほかに町のおばあちゃんの駄菓子屋さん、路面電車などがある。

ライブです!

1. カレーパン
2. ヤマザキ 踊るパン祭り
3. イングランドの女
4. あれもこれも
5. 君に借りたCD
6. 大横川親水公園の猫
7. うたたねのうた
8. ビッラルさんのモジャカレー
9. 竹居薬局の犬

ファイブは去年の3月ぶり。
別会場のスペシャルオープンマイクイベントは年末に入ったけども。
基本的にギター弾き語りシンガーソングライターは少ない印象やけど、
僕みたい何がポッと行ってもみなさん仲良くしてくださるのがいつも嬉しいです。
演者さんもいつもしっかりしてます。

リハが終わってから、共演の金城さんと小出さんと3人でコラボやりましょか~ってなって、
木綿のハンカチーフをちょこっと練習しました。
アンコールで披露!

今日は地元自慢みたいな話が多くて、
大阪行きたいって言ってもらえたし、
埼玉や沖縄もまた行きたいなーと思いました。

演者さんもお客さんもほんとに絡み甲斐のある人ばかりで、
平和で楽しかった!
良い変人が多い。
ありがとうございます!!


***


次回、5/4@下北沢Waver
及川潤企画『こんなオトナになりました。 ~人事異動編~』
絶対に見てくれよな!