2022年9月28日水曜日

ルート14

■9/24(土)本八幡Route Fourteen
『Feel so good』
w/くうふく
赤松クニユキ
清花バンド


数年ぶりのルート14!

まずは本八幡駅周辺をウロウロします。

カラオケで練習するか…それ以前にあの店まだあるのか?と行ってみたらなくなってました。なので練習はまぁいいとして行ったこともない架空かもしれない鯛焼き屋に向かうことに。
当然駅ビルの中にあるだろうと歩いてみるも、あらへん。マップで調べると辺鄙な場所に鯛焼き屋があるではないか。離れてはないから辺鄙じゃなくて変ピとでも言いたい。

地元の老舗みたいなそのお店は年季の入った夫婦(じゃなかったらすみません)が営んでいた。「カスタードひとつ」と声をかけると「あ〜今カスタード焼いてるとこなんです。アンコでもいいですか?」と若干強気なところも微笑ましかった。(鯛焼きなら何でもよかった)

食べながら歩いていると(怖がらせてごめんなさい(括弧多いな))、大層なパン屋さんがある!と思ったら「Gパンセンター」。パンではなかった。
そんで広場のような場所の四角い石に座ってセットリストを描いたりツイッターを見たり。店に入らんのかって?お腹すいてへんやん。


ルート14に到着。ポスターやステッカーで埋め尽くされた壁。気だるい感じが懐かしい。
そこからリハです。バンド形態の演者さんもいるので「俺なんて」ってなったりワクワクしたりしますね。

ギターを修理して以来からピックアップがおかしくなってる疑惑があったが(修理屋でそう言われたため)、問題ないことがこのリハでやっとわかった。よかった〜。

ルート14の中音は音のビーズクッションに埋もれてる感じがします。丁寧に作ってくださる上に素早い。


トップバッターでしたが「ワタシはワタシ」という心持ちでできました。

1. アララギマタタビ
2. 君の夕方
3. グッドモーニングセレナーデ
4. 勝手にホットケーキ
5. 月がきれい
6. スープも美味しい季節になりました
7. スリーポイントシュート
8. あれもこれも

1曲目はツイートやサウンドクラウドでは上げてましたがライブでは初です。案外難易度高いので育ててゆきたい。あとは秋めいた曲多めでした。練習せんとできん曲が多い…

ルート14のスタッフさんに「だいぶ曲目変わったねぇ」と言われました。確かに、やりたいけど入り切らない曲が増えてきました。

ライブハウスなのでMCが通じているかどうか不明な空気の中、大目に喋りました。楽しかったです。あと1曲できるかな?とか思ってたけどやらなくて時間いっぱいでした。

本当はもっと、別の自分を演じる感じでやりたい。ブランクが祟ってるかなぁとか思いました。ピンチはチャンス!


終演後、どうやって馴染もう、もしくはどのテイで帰ろうか…と考える暇もなく、「くうふく」さんから打ち上げに誘われて即答で快諾した。

1番目の自分の演奏を見られているか謎だったが、そんなことは関係なくこちらからお知り合いになりたい演者さんたちだったので、嬉しかった!

そこから終電までワイワイ飲みましたね。みな年齢不詳だったが、蓋を開けてみればほぼ同年代で楽しくお話しましたよ。ガチで音楽をやっている方もいて羨ましかったなぁ。僕ももっと音楽中心の活動をしていれば楽器を自由自在に演奏できるようになるはずなのになぁ、と。
やりたいこと目移りし放題な性格やからまぁしゃあないか(いつもの結論)。

卵の白身と黄身のどっちが好きかという話が一番興味深かった。白身6人、黄身1人(俺)。ほんまに?!!

あとはそういえばライブ見てて、自分が求めるギターの音は実はハムバッカーなのだなぁと今更気付きました。20年前に気付きたかったわ。レスポール…ではないねんなぁと思ってストラトとテレキャスを中心に使ってたけど、この日PRSの音を聴いて、なるほどこれか…と思わされた。今までPRSを聴く機会はいくらでもあったんやけどね、ポップスに合うという発想はなかった。
PRSか〜。いや、今すぐバンドで使う予定ないけどさ、いつも突然やることになるからさ。まぁとりあえずそんな金はない。


帰り道、そういえは台風もたいしたことなくてよかったーとか思ってたら乗り換えで逆方面に乗ってしまい一時騒然。なんとか一命を取り留めた。
久しぶりに人とゆっくり話をしたし、たくさん刺激をもらった1日でした。ありがとう〜。


今日のフライヤー
https://twitter.com/nket/status/1573299928163848193?s=20&t=bsCE2kcWh1yEuXlEeaEUuA

2022年9月10日土曜日

君の夕方 中身について

今日は内容についてベタベタ触れていこうと思います。

当初アルバムの名前は「看板のない雑貨屋さん」にしようとしてデモ集も作って配布したりしていました。12曲を集約する言葉をずっと探しておったのです。
でそのうち「君の夕方」でええやんとなりました。どこかに集まるならそこやんと。

めやおさんが「君の夕方」の絵を描いてくださったことがあって、こういうのジャケットにしたいなぁと思っていたこともありました。

デモバージョン「看板のない雑貨屋さん(プレオープン)」ではギターはすべてストラトで弾いてます。ペケペケしたストラトでいくぞーと以前から決めていたわけです。
しかし数年前、山口土下座&バズーカフライデーズでギターを弾くことが多くなり、セミアコを買ったおかげで、だいぶハムバッカーの要領をつかんできました。これは音源に入れるべきだなと、今回は趣向を変えてみました。


★曲の能書き

1. 風邪ですか
会社でなかなか風邪が治らない人がいて、休めばいいのになぁ、僕が代わりに休んであげましょうか。と思って出来た曲です。
こういう空間アレンジをのを何て呼ぶのかわかりませんが、全体的に古臭いリバーブをかけてます。ドラムはドカドカ聞こえるように。
ギターはセミアコで正解だった。ピアノは本当は依頼したかったけど今回は打ち込みで空気っぽく鳴らしました。


2. 床の上
曲ができたころから「スカだろなぁ」と思っていましたが、作り始めるとまぁ予想通り大変でした。ブラスの知識などスカパンクをよく聴いていた以外にないので、演奏は想像です。
このテンポだとベースも何もしないわけにはいかないので、まず打ち込みで難しめのフレーズを作りました。
実は制作の終盤まで打ち込みベースで終わらせるつもりだったのですが、やはりこれは練習してでも弾かないと中途半端だ!と思い立ち、苦しみながら弾きました。でも弾いてよかった。
この曲だけギターはテレキャスです。しかもデモのときのテイクがよかったのでそのまま使ってます。サビでうるさくなるのとか、いいですねぇ。


3. ねんのため
これはヘンテコな歌です。よそでは手に入りにくい、半音ずつ下がっていく曲です。
大人も子供もさっさと寝ればいいのです。
ギターもベースも歌詞も、聴くたび「うざいないぁ」と思います。
テンポを頻繁に、所によっては微妙に変えているのでレコーディングの初期はちょっと面倒だったかな。
エレキのフレーズは腰を据えて考えました。コードチェンジが多いのでその間を縫っていくのは大変ながら面白かった。


4. うたたねのうた
友人がLINEで「うたたねしてたー」って言ってて「うたたね」という言葉を懐かしく思って、それが最初のきっかけでしたね。この世はうたたねするようなゆとりが必要ですよ。
最初と最後の弾き語りはいろいろ迷った結果、マイク一本で一発録りにしました。
この曲はエレキをセミアコに変えて正解だった。
他の曲と比べて音が少なめなのでどうやってまとめようかと悩んだ覚えもある。ベースがジージー言ってるが分かって録り直したりもしました。間奏のソロはジャックジョンソンです。
イントロとアウトロがお気に入りです。


5. いとしのディレイ
曲を作った時期が一番古い。どうでもいい曲になったなぁと思っていたら好きと言ってくれる人が多くて(そんなもんだよね)、アレンジもまじめにやりました。
前半はアコギが入ってます。エレキは後半で歪みの音が変わるのがポイントですね。新しく買ったプラグインの音がハマってよかったです。
ドラムはトレ・クールさん(グリーンデイ)にお願いしました。
やはりこのくらいうるさいと適当にコンプとマキシマイザーをかけるとソレナリになってくれる。音圧合わせの中の癒しでした。


6. 勝手にホットケーキ
短いけど盛りだくさんな曲。推したい。
中低域がややファットになったがまぁそれはそれでよしとしました。
ギターもベースもドラムもハーモニカも見せどころがあって素晴らしいと思います。
いとしのディレイと直接関係ないのですが遊び心でつなげました。
バンドサウンドの中でハーモニカの音をちょうどよくするのは難しかった。


7. 月がきれい
この中では一番最近の曲。
実はドラムやピアノを作るまでやってみていたのですが、どうにもこれは弾き語りのほうが良すぎる、アルバム中の箸休めにどうか?と思って伴奏はギターだけにしました。
デモに入っていた虫の生声も収録。天王洲の虫たちです。
歌詞は、〇〇ムーン(何だったか忘れたけどすごいやつ)の日に新宿三丁目で月を見るために立ち止まりながら歩いてる人たちをヒントにして書きました。河川敷といえば荒川に月を見に行ったりもしましたが、僕にとってはやっぱり淀川(大阪)です。
淀川の河川敷でよくギターを弾いていたので、音はそのイメージにしてリバーブは完全に切りました。ふわふわさせたりもしてたんですけどね。虫の声もあることだし外で弾いてる風です。


8. スープも美味しい季節になりました
この曲はわけわかんないですよね。
夏が大好きなんですが秋のワクワクもあるよねということでできた歌詞です。
曲は4拍子とハチロクを同じクリックで行き来するのをやってみたくてこうなりました。
ソロでファズとシンセを混ぜてるの、これもやってみたかった。
ソロもそうですが、サビでシンセ鳴ってるのとかもフュージョンのマネですね。


9. おでこかみぐちゃ
この曲はますますわけわかんないですね。
某岩沢さんに「おでこかみぐちゃ」という曲を作れと言われる夢を見て作りました。
こういう音のユニットとかミュージシャンとか、たぶんいるよねと思いながら適当にアレンジをしてましたが、何を参照していいのか最後までわからず。
ボサノバ部分についてはジョビンを聞いてみましたらかなりアドリブ臭くて尊くて参考になりませんでした。(参考にしました)
この曲はある程度機械的でないといけないのでベースは打ち込みを決め込みました。
アコギソロはデモ以上に弾ける気がしなかったのでそのまま使いました。つぎはぎです。練習したら弾けるとは思いますが、ご勘弁を~。

10. 君の夕方
この時期のいろんな思いが詰まっています。今の価値観をまとめた感じですね。
「夕方」言うてもみんな考えること違うわな、最初っから永久未来そうですという歌です。
イントロアウトロのフレーズは気に入ってます。聞きすぎて客観視できなくなってますが、ちょっとサイケじゃないでしょうか。
ベースはドドドド感を大事にして、うまく出ていると思います。簡単に思われて難しいやつ。

11. グッドモーニングセレナーデ
昨日は楽しかったじゃないか!もう朝かよ!という歌です。
君の夕方の直後でキーも音の構成も似ているので、音圧を合わせるのに苦労しました。君の夕方同じ音で作ろうとしてプロジェクトフォルダも同じにしたくらいだったんですが、結局全然違った仕上がりになりました。演奏が違うからね。
ドラムはドンドン4つ打ちで横にぼわっとさせたかったし、ハイハット芸もフィーチャーさせてかったしで。


12. あれもこれも
よく褒めていただける曲です。こういう楽器が薄い曲はアレンジが難しい。ピアノを入れたかったのですが諸事情によりウクレレにしました。あんまりウクレレ使ってなかったし思ったよりハマったのでよかったです。
エレキは脱力しながら力入ってますよ!
緩いタンバリンを入れるとドラムのリズムも揺れているように聞こえて心地いいですね。


★歌録り
歌には自信がないので一番後回しにしてました。本番テイクを全曲録ってから、やっぱり変?と思ってもう一回録り直しましたね。まぁ、一緒でしたね…。
家で録っているから遠慮がちになるとか、朝録ってるから鼻声気味とかもあると思う。花粉の季節は避けないといけないですし。
しかし「君の夕方」と「グッドモーニングセレナーデ」だけは無遠慮に歌いたくて、カラオケで再度録りました(スタジオちゃうんかい)。空調がオフにできなくてゴーって入ってたので手作業で細かく取り除きました。うるさい曲だからどうにかなった。スタジオなかなかタイミングよく取れないんですよ。


★ジャケット
今回は僕描いてません。めやおさんにお願いしました。ご自分の解釈を通して絵を描いてくださるのが興味深くて、絵柄が好きなこともあり、いつか絶対依頼しようと思っておりまして。やっと実現! かなり前にめやおさんの描く「君の夕方」の絵を見て、おぉ、これは!と思ってました。
そして勢いあまって裏ジャケも描いていただきました。楽曲に関するアイテムが散りばめられているので、じっくり見ていただきたいですね。印刷したら細かいところは出なくて残念ではありましたが、ネットの時代ですし見るなら画像が多いかな。


★歌詞カード
やりたいことをやればいいんですが、何をやりたいかわからなくてかなり後回しにしてました。かなり最終段階で、ジャケットは豪華だから歌詞カードはシンプルでいいという結論に落ち着き、自分の過去絵を白黒にしたのをバックにゴシック体で淡々と文字を並べるスタイルとなる。これでいいですね。カッコいい!
クリスタを駆使して作りました。iPadから直接うまく印刷できなくてGoogleドライブ経由でPCに送って印刷、ミスがあったら再度。iCouldをうまく使えば1段階減るのか…?



たくさんの耳に届いてほしいですが、ひとまずネットに全編は公開してません。そこまではせんでええかと思って。ショートバージョンはYouTubeに置いておくつもりですが、気になった方は買ってくださりますように!! ライブもじわじわ再開するのでじわじわ売れてほしいです。

僕はアマチュアなので、音源を作る一番の動機は「自分がその音源が欲しいから」です。だからまぁ売れなくてもそれはそれで、それが目的ではないっちゃないです。でもまぁそんなこと言うなよという自分ももちろんいて(よかった)、じわじわ宣伝しますし、音源に直接的に、間接的に、また普段から関わってくださっていた方々、聴いてくださる方々にはめちゃくちゃ感謝しております。ありがとう!

最近会っていない人ばかりですが、よく思い出してます。(長期間連絡取らないと嫌われてると思ってくる病なので自分からますます連絡取らなくなります)


毎回そうですが音源にまとめるということは自分にとってはマイルストーンです。
が、これは終わりではなく始まりです!というベタなセリフで締めておきます。

それでは、これからもお世話になります~。



 

2022年9月3日土曜日

君の夕方(宅録の話)

ようやく音源が完成しました。8/27にBOOTHで販売開始しましたー。
作ると言い始めてから4年くらいは経ったのではないかと思っています。

今ブログ内検索をしたら2019年9月に収録予定曲11曲を書き出していました。
このあと「月がきれい」ができて滑り込んだんですね。

『収録予定曲発表!?』
https://kenobatablog.blogspot.com/2019/09/blog-post_8.html


いや~2、3曲だったらパパっとやっていた気もしますけど、12曲はやる気なくしますね()。
ライブが次々入っていてサポートも多かったからなおさら。
とか言って2020年3月でライブがストップしてからも牛歩でした。しまいには絵に没頭するようになり…。

電子書籍の使い方もコツがわかってきたのでDTMの本を読んだりして、コンプやEQの意味を一から独学しなおしました。じゃあ俺が求めていたのはマルチバンドコンプとリミッターか!ということで新しいプラグインを買ったり、PCが寿命なので買ったり、コンデンサーマイクを買ったりして、ますます楽しくなって終わらなくなっていきました。音に対する意識もだいぶ変わった。


★DTMの本
Kindle Unlimitedなどで集中的に読むのがおすすめです。いろんな著者の意見を聞くべき。ただ、初心者のころから読んだほうがいいとは決して言わない。
自分なりに好きな音を追求して頭を打ってから読むとめちゃ効果的です。最初から読んでしまうと、べき/べからずが多すぎてガチガチになってしまいます。

僕にとってはちょっと読むのが遅すぎました。面倒&節約で手を出していなかっただけなんですが、もっと早い段階で読んでおくべきだった。あんなに頭を打っていたのに。

一番の収穫は、基本的なことながらマルチバンドコンプの意義を知ったことでした。ギターのアタックが痛いからそこをEQでカットすると全体がこもってしまう。都合のいいカット方法はないものか…と思っていた。あるやん、マルチバンドコンプ。

次にマキシマイザー(リミッター)ですね。いままで無償のコンプだけでよくやっていたな、あほみたいと思いました。すごく自然に音量を上げてくれるのです。


★プラグイン
Cubaseのアップグレードをする考えはなかったので、マルチバンドコンプやマキシマイザーのために他社プラグインを買ったのでした。

まずマルチバンドコンプを買おうとWavesについて調べていたら、どうやら詰め合わせのほうがコスパがいいということで、しかも詰め合わせの中でも中級あたりのほうがさらにコスパがいい!ということでまんまとWaves Platinumを購入。ダウンロード版だから買った瞬間から使えるのは最高ですね。
コスパとか言ってますが絶対的な価格はもちろん高いです。Wavesは安価でそこそこ使えるということなので、これ以上に高くていいものはありますけども。

Waves Platinumには本当にいっろいろ入っていて全然使いこなせてないですが、よく使ったのはマルチバンドコンプ、マキシマイザー、全体のトーンをなんかいい感じにするやつ、ピッチ補正、あとはギターの歪みでした。あとディエッサーもか。めっちゃ使ってますね。買ってよかった…
なしでもどうにかなんとかなるんですけど、なしでどうにかなんとかするには労力はもちろん、単純に時間がかかるんですよね。時間(命!)を金で買ったと思えばね。

ピッチ補正は全く使わない方針だったんですが、宅録のためなかなか何回も大声出せないとか(一部言い訳)制約がありまして、何回聴いても気になるところはさすがに使いました。まぁ全体の1割も使ってません。でももうピッチ補正なんか当たり前らしいし、聴きやすさの意味ではもっと使ってもいいのかもなぁとか思ったり。
ピッチ補正を使う僕なりの理由は、実力以上の音源を作ってしまったとしても、「ライブで再現できないじゃないか」いやいやむしろ逆で歌いなれてきて3年後には音源よりうまくなってしまう(相対的に音源がヘタになる)問題です。これは何回も経験してきました。だから別にいいのだよ、あとでうまくなるんだから。

ギターの歪みはさすがにCubase無償版じゃダメなんだろうなぁと思いつつ前作までやってきましたが、今回は詰め合わせに入っていたのを使ってみましたよ。ちょっと音域的なクセが強くていなすのに時間を食ってしまったが、結果なかなかいい音になったと思います。もっと自分が出したい音ってあるんですけどね。本当はスタジオでアンプで鳴らして録るのがいちばんいい。ただあとで音変えられないのがリスキーで今はやってないです。(昔やってた。好きな音になるのはわかった)


★コンデンサーマイク
きっかけがあって買ってみましたAT4040。「僕は歌がヘタだからダイナミックでいいのだ」と強がっていましたが、まぁ確かに使ってみてよかったです。

鳴ってるを音全部拾ってしまうのが苦手だったんですが、調理方法を知ればやはりいい音になりますね。調理する前提でコンデンサーマイク使わないと大変なことになります。めちゃ面倒です。
次からコンデンサーやめようかなとまで思ったんですが、今前作と聴き比べるとまぁ確かにコンデンサーのほうがいいかもなぁ。(でもダイナミックでも今の目線で調理すればもっといい音になるかもしれないよ)
コンデンサーはとくに高音がいらんとこまで録れすぎてしまうので、ディエッサーが必須だった。YouTubeで「一回EQ高音出しまくってからディエッサーでバッサリします」と言っているエンジニアもいた。そういえばYouTubeは普段見ないけどプラグインの件ではお世話になったなぁ。
リップノイズもいちいち拾うのでカットが必要。湿度も音に影響するしデリケートな機材です。


★ヘッドホン
そういえばヘッドホンも買ったんでした。DTMの本を読んでたら「赤が赤に見えないディスプレイで絵を描くな」と。目からウロコ。モニターヘッドホンはMDR-CD900STが定番とのことで、値段も1万円台で馬鹿高くなかったし僕の中ではほぼ衝動買いでした。これを買ってからというもの、音以前に視覚的に、CMとかで見るレコーディング風景でほんまに皆これを使ってるのがわかるようになって面白かったです。

音はほんまに今まで何聴いてたんかなって思いました。カナル型イヤホンとたまにスピーカーでやってたので、アホかって感じでした。特に中〜中高域が細かく聴こえる。

でしばらくそのヘッドホンを盲信してミックスを進めました。一通り整えた後、元のカナル型イヤホンで聴くと、なんということでしょう…低域の処理がめちゃ雑になっているではないですか。一般向けのイヤホンは低音がブーストされているので、出過ぎている低音はめちゃくちゃ目立って聴こえるのでした。

MDR-CD900STで音楽を楽しむ人はほぼいないのでやはり日常的な条件でチェックするのは絶対必要であることを再確認(いつもするけど最終段階なので、今後は早めに)。
モニタースピーカーも必要そうだったが、今回は断念しました。


★ドラムの打ち込み
タンバリンは別として、ドラムは一切叩いていません。たまにドラムを叩いていた身なので、強弱とか、それにつれて変わるスネアの音とかを意識して打ち込んでいます。2発目のキックが若干弱いのとか、それだけで人感が出ます。
ランダマイズ(敢えてタイミングをずらすやつ)は何かの曲でやった気がしますが、あんまいろいろやってるとフリーズしそうで怖いのでやめました。今のパソコンならできるかも。
もっといいドラム音源があるので、次回はちょっと変えてみたいです。あるいは電子寄りにするってのも考えたりはしてます。


ここまでバンドサウンドにこだわってますが、音源聴いて「弾き語りちゃうんかい!!!」ってなる人がいることも事実。弾き語り音源てのがあってもいいかなと思います。数的な需要があるかは謎っていうかないと思う。


長々描きましたがこちらがお店です!!よかったら視聴してみて。
https://nket.booth.pm/


今回は誰が読むねんて感じの「音」に関する話でしたが、次回は作品について書きたいと思てます‼