2018年8月11日土曜日

暑いけど暑くない


みな暑い暑いっていうけど僕はそんなに暑くない。

あ~じりじり焼けてる感じがする~と言われて初めて、
確かにそんな感じはするかのかなって思う。

そんなに暑くないっていうのはたぶん、
正確に言えば「暑いのが不快じゃない」ということなのだろう。
暑いのは暑い。気温が高いのはわかる。

夏になるとそれによって苛立つ人が大勢いる。
そっそんなに嫌かな?と僕は思うが、暑いのが不快なのは人間として正常だ。

ついでに僕は湿気にも強いんじゃないかと思ってきた。
ムシムシしてもう無理とか頭が痛いとか、ないから。

オーストラリアは暑いけどとてもカラッとしていた。
水不足でシャワーの時間が制限されていたくらいだ。
友人の結婚式のため日本に一時帰国したときが7月で
めっちゃ湿度を感じた。
身体を隙間なく包み込むような湿気だった。
両足の力を抜いても湿気に支えられて立っていられそうなくらい。
でも嫌じゃなかった。
あ~空気に包まれてる~と思った。

「暑さと湿気が不快だというのが、みな御挨拶ではなくどうやら本心で言っているらしい」
と真剣に考え始めたのは実はここ数年のことだ。

なんや大げさやなぁと思ってたけどほんまにムカついているらしい。
ということは俺は暑さと湿気に耐性があると言って間違いないんや。
と最近自覚始めた。

僕は冬の寒いのが苦手なので、
夏が嫌いな人の「感覚」はわからないとしても、「気持ち」だけは理解できるつもりだ。

冬が好きな人はまわりに結構いて、
「だって寒かったら着たらええやんか」と言う。
なんでや、着てもあかんから。

夏好きの僕が「暑かったら脱ぐかあおぐかしろ」と助言するくらい無意味なのだ。

だが僕は何故かサウナの楽しさがわからない。
暑さと湿気は大丈夫で何故サウナがダメなのか、
妥当な説明がまだ見つかっていない。

今年の夏はいつもより明らかに暑い。
さすがに寝る時はクーラーをつけないと眠れない。
年に数回程度あるはずの熱帯夜が数週間も続いている。

でもこんなに暑くてもまぁ別に暑いのが嫌ってわけではなく、
寝苦しいことはあるにしても、
こんなに暑くても夏は好きである。

暑いですね~って言葉を挨拶がわりに使ってるけど、
僕のは「暑くてアツいですね~」くらいの意味なのである。

【付録】『ニュー新宿卓球温泉』軽いコメンタリー


先日の『ニュー新宿卓球温泉』にて生まれたセットリストの解説。

我ながらブルース
オバタケン

1.  ニュー新宿卓球温泉
気が張ってて歌詞聞けなかったがあとあと聞いてみるといい歌詞だった。ピンポンパンがさりげない。
1.  虎の門のトラネコ
ここで怪しい空気は引き継がず、というか引き継げる曲がないこともあり、スタートとしてトラネコを。卓球温泉が1曲目というのだけは知らされていたので、トラネコは開演前にほぼ決定してました。
2.  塀を歩く猫
2.  塀を歩く猫(我ながらブルースのカバー)
隠し球として準備していた塀猫。
3.  雨
ここで猫ラリーを続けないながら氏はさすがです。
3.  ビニール傘がほしいの
応答です。これしかない。
4. 激しい雨
4. 期待外れ
ながら氏、まだ雨の曲があったか。もう俺にはないということで期待外れを歌ってみたら雨が入ってたことに気付いた。
5. 恥かきベイビー
5. 赤いホールデン
だるいロックっていいよな~と思ったらこうなった。
6. 天国へドライブ
車からの。そんな手があったか。
6. 床の上
いくつか選択肢があったけどここで床の上を出さんとあとで機会がないかもなので、天国に対して床。
7. 湖の上
これは作戦負け。
7. サマータイムブルースカイ(我ながらブルースのカバー)
本人登場を待っているとワンパターンになるので、リフレッシュの意味もこめ込めてカバーを。
8. くらげの時間
ここでながら氏が小休止的にゆったりとしたくらげ。僕からもドリンクオーダータイムを作りたかったがちょうどいい曲がそもそもないので、ジュースの歌を。
8. ジュース飲もうよ
このへんでやっと緊張がほぐれてきました。
9. 排気ガス
9. 言い訳Coffee
歌詞にコーヒーが出てきたのでここぞと。
10. マダムフラペチーノ
10. ビッラルさんのモジャカレー
モジャは出せるかどうかわからなかったが久しぶりやしコーヒーにカレーをつなげてみた。
11. 猫とラジオとロックンロールと
11. 猫とラジオとロックンロールと(我ながらブルースのカバー)
不意にカバーその2。つい先日「あの子」企画だったので記憶に新しいひとも多いのだろうという狙いもある。
12. 空き缶ストライク
これは聞きたかったのでテンション上がりました。メロが泥沼だがサビで救われるのが快感。
12. 君の知らないホットケーキ
ここで一度連想による連奏がくずれたので、自由な選曲で新曲を。中盤にはこんな時間も必要なのである。
ここでながら氏の長めのMC。客席が心配になっていたので安心する。
13. 猫はときどき
13. 大横川親水公園の猫
そろそろ猫を出すタイミングを作っとかなあかん!という流れやったのかもしれん。
14. 四月になれば猫は
14. ヤマザキ 踊るパン祭り
もうひとつの猫へいこうかと思ったけどひねくれて春→パン祭りへ。もひとつくらい猫欲しくなりますね。
15. クリスマスクリスマス
音源だけは聴いていたので、おぉ~!
15. あれもこれも
ド定番を入れて気分転換。曲調的にも違和感がなくスムーズ。
16. 妖怪ラップ#4
16. ギャラクシーマドモアゼル(我ながらブルースのカバー)
妖怪からはなにもでない。時間も迫って参りましたのでカバー→ご本人→グッドモーニングセレナーデ。これは望み通りでした。
17. ギャラクシーマドモアゼル
17. グッドモーニングセレナーデ
18. もう少し
18. マフィンはどこへ消えた?
ここでうたたねを入れてもよかったんですが、だいぶ時間が気になってきたのと、短い切り返しをどこかでしたいと思っていたのでマフィン。君はサンバ、メルボルンの流れも軽快でよかったなぁ。
19. 君はサンバ
19. メルボルンCity Loopの歌
20. あの子はボサノバ
20. イングランドの女
ながら氏が言ってくれたとおり、「あの子はボサノバ」にはイングランドの女でよかったです。最後にもふさわしい。

アンコール
21. 今日はおやすみ
21. エスカレーター・ラブ

「今日はおやすみ」がエスカレーター・ラブの影響で作られたのだと前々から聞いていたので、お言葉に甘えて。
アンコールはありえない予定だったので戸惑いつつも嬉しかったです。マダムも快諾くださってよかった。
こういう企画だとアンコールで何でもできてしまうから、通常のアンコールよりも気持ちに余裕があった。いつも全曲練習やっときゃいいんですよね。むり。

改めて振り返ってみるとやはり、卓球のような素早いラリーがコンセプトではあっても、
勝負というよりかは流れを生み出す共同作業が楽しかったです。

大御所のツーマンならばDVDが出てロングセラーになるに違いない。




2018年8月5日日曜日

8/2 ニュー新宿卓球温泉@新宿カールモール


我ながらブルース×オバタケンツーマンライブ
『ニュー新宿卓球温泉』でした。

ツーマンの企みは結構前からありましたが
具体的に決定したのは結構最近のこと。
その割には満を持して臨んだ感じがありました。

当日、仕事を早退して歌広場でひとしきり練習してから、
猫がいるという噂のカフェというかティーハウス?で一服した。
やりたいことはすべてやるという悪い癖であって、ちょっと心に落ち着きがなかった。

ディー・カッツェは猫カフェじゃないので
特に何ともなく店員である猫(その日は2匹)がウロウロしていたり
寝てたりするだけだがそれくらいでちょうどよかった。

カールモールは前回いつ出たのかと調べてみたら2016年の6月。
そんな前やったか~というか確かにそんなもんかもしれん。
オープンマイクにはたまに来てたけど、
まさか企画で使わせてもらうとは。

ながら(我ながらブルース)さんのつながりであり、
オシャレトロな素晴らしい空間です。ありがとうございます。
マダムさんもお久しぶりでした。

かなり端折りますが、
ツーマンのタイトルを決める時にいろいろ案を出した結果、
ながらさん案で「ニュー新宿卓球温泉」となり、
それにインスパイアされて描かれたイラストにインスパイアされて
今回のような演出になったと言っても過言ではない。

©めやお


さらに花を頂きました。
「笑っていいとも」でゲストの花ひとつの時があって
寂しいなぁとか思ってたけど、そんなことないですね。
もらえること自体がこんなにうれしいとは。


↓セットリスト

我ながらブルース
オバタケン

1.  ニュー新宿卓球温泉
1.  虎の門のトラネコ
2.  塀を歩く猫
2.  塀を歩く猫(我ながらブルースのカバー)
3.  雨
3.  ビニール傘がほしいの
4. 激しい雨
4. 期待外れ
5. 恥かきベイビー
5. 赤いホールデン
6. 天国へドライブ
6. 床の上
7. 湖の上
7. サマータイムブルースカイ(我ながらブルースのカバー)
8. くらげの時間
8. ジュース飲もうよ
9. 排気ガス
9. 言い訳Coffee
10. マダムフラペチーノ
10. ビッラルさんのモジャカレー
11. 猫とラジオとロックンロールと
11. 猫とラジオとロックンロールと(我ながらブルースのカバー)
12. 空き缶ストライク
12. 君の知らないホットケーキ
13. 猫はときどき
13. 大横川親水公園の猫
14. 四月になれば猫は
14. ヤマザキ 踊るパン祭り
15. クリスマスクリスマス
15. あれもこれも
16. 妖怪ラップ#4
16. ギャラクシーマドモアゼル(我ながらブルースのカバー)
17. ギャラクシーマドモアゼル
17. グッドモーニングセレナーデ
18. もう少し
18. マフィンはどこへ消えた?
19. 君はサンバ
19. メルボルンCity Loopの歌
20. あの子はボサノバ
20. イングランドの女

アンコール
21. 今日はおやすみ
21. エスカレーター・ラブ

どういうわけかというと、曲順を決めずに1曲ずつ交互にやりました。
相手の曲が終わる前に、色々踏まえて自分の曲を決める。
ふたりカラオケみたいな感じです。

最初は連想ゲームに近かったけど、当然途中からそうもいかなくなり、
空気を変えたり定番曲を挟んだりしてメリハリを付けたつもりだ!

選曲の根拠を書いていくとキリがないので省略するが、
気になったら訊いてくれ! よろしくな!

正直言って2時間ぶっ通しは長い。
MCもそんなになかったし、
よく耐えてくださったお客様方に感謝と敬意を表し、畏怖の念さえ抱きます。

でも僕はこんなライブがあったら見てみたいです。
相当好きじゃないと見れないと思いますが。

僕らは二人とも曲の長さが2分程度だからこそできたというのもあります。
こうして見てみると21曲もやってる。

30数曲ある中で何をやるかわからないので練習はまんべんなくやっとかなあかんかった。
ヤマはかけたけどやらずじまいの曲もあった。

「やかんのふた」や「ポイント」とかを出すつもりやったけど出る幕なし。
あと秘策として洋楽のカバーも考えてたけど、そんな暇も必要もなかった(これはいいことだった)。
逆にヤマザキやイングランドはやらんやろと高を括っていたら
やらざるを得ない流れに。
そういう抜き打ちのスリルは怖いけど面白かったなぁ。

あとカバーは4曲もやりました。
ギターで鳴らしてみたいコード進行が「ながら楽曲」の魅力のひとつです。
10月にはひっそりと【我ながらブルーストリビュート企画】があるとかないとか。

こんなに身勝手な企画にたくさんの人が来てくださり楽しかったです。
ありがとうございます~



(後記)
ながら氏のブログもどうぞ。解説が!
https://blogs.yahoo.co.jp/warenagarablues/42124754.html

自己満であっても物書きは楽しい。