2020年12月8日火曜日

モニターヘッドホンを買った話

まずはじめに、僕はモニターヘッドホンとかモニタースピーカーとは何なのかを理解していなかった。高校生のときMTRを買って宅録を始めてからずっと、そこらへんに転がっているイヤホンなどを使って録音と編集をしていた。ミックスした音源を焼き出して別の機器で聴くと、どうも思ってたようにならない。そらそうである。「赤が赤に見えないディスプレイで彩色」している状態だったのだから! ミックスのようなことをし始めるならば録音機器の次に買うべきものはこれなのだと、当時の僕の夢に出演して啓示したい。もちろん布のような服を来て杖を持ってな。

今年の2月、まだ新型が大事になるちょっと前に、土下座さんの家にギターを録音しに行った。その時に「世の中の音楽製作はこのヘッドホンが基準になっているらしいぜ。しかもそんなに高価でもないヨ」と何気なく言われた。へぇー!へぇー!
それ以来、僕が使っているイヤホンはどうも低音が出すぎていると思っていたので、近々そのヘッドホンなどを買う必要があるだろうなと思っていた。

まあまあ時は経ち、ようやく僕も自分の音源を作る時期が来たので、買いましたMDR-CD900ST。これは確かに、今まで聴いていた音は何だったんだろうというくらい率直な音がします。モニターとはこれなんですね。
どういうことかというと、ウグイス色が黄色になったり緑になったりしない。数値上自分なりにウグイス色として書き込んだものは率直にウグイス色で出てくる。

一般的な電気屋で売っているような普段使いのイヤホンはそういう仕様になっていない。低音がブーストされていたりする。なぜかというと、モニターヘッドホンのような音だと屋外で聴くときに騒音に負けて音楽が聞こえにくいからだ。知らんけど。知らんで。



音源を作ってから友達の車で聞いたりラジカセで流したりしたときの違和感が、このヘッドホンによって多少は解消されることを願っている。あとは本当はモニタースピーカーも必要なんだろうなぁ。

もしくは、モニターうんぬんではなく僕が好きな音に仕上げてくれるエンジニアがいれば頼んだ方が早いんだろうが、僕の注文が細かくて申し訳なくなる上に高額になるだろうから、やっぱり自分でやります。