2021年5月25日火曜日

ひろこさんの話

こないだ昼のNHKラジオに谷山浩子さんが出ていたと知ったので、聴き逃しサイトから聴いてみた。谷山さんのことはほとんど知らないが、ラジオで喋ったりしないタイプかな?と思ったので興味がわいた。

とても有意義なインタビューだった。これは僕の共感ポイントを書いているだけであって、レポではないです。ご了承ください!!!!



●自分のライブなのに、お客さんは「早く終われー」と思ってるんじゃないかなって...

長年そう考えてしまってたそうです。
僕も毎回思いますわ…そうそう、ワンマンでも思いますわよね…
人生の大事な時間を奪ってごめんね、肌に合わなかったら走って退室してねって...


●自分の曲のほうがいいのになんで? 【自分が好き=みんなが好き】ではないことに気付くまで時間がかかった

わかりますわ…僕もマジョリティ向けのものに惹かれないことが多いので、自分が好きなものを作って発表して評価されないのなんで?って思いますわ…

なんでじゃなくてもう僕がマイノリティ寄りであって、それに反応してくれる人々を大切にするしかないんやなと、気付いたのは30歳手前やったかもしれない。


●自分自身は表に出たくないが曲だけには自信があった

わかりますわ… 自分の姿とか別に見たくも見せたくもないんですよね。作品だけ独り歩きしてほしい。
谷山さんは「自分で歌うならデビューさせてあげる」と言われ、自分の作品を聴いてもらうためなら!と自分で弾き語ることにしたそうです。


●客はひとつの固まりでなく個体個体の集まりであり、演者はそれぞれのお客さんに対して何かをしてあげないといけない立場なのだ

ちゃんとわかった気がしますわ…
僕はお客さんがなんか日常とは違う感覚になったり、頭や肩が楽になったらいいなと思ってライブをやってます。僕のこと覚えてるとか覚えてないとかどうでもええから。数日後に「あーなんかあのライブ楽しかったかもー誰かわからんけど」とかなってくれれば嬉しい。
それのもっと進んだバージョンだと思いました、谷山さんのは。

谷山さんによると、それ以前は「自分の曲を聴いてほしい」とばかり思っていたが、小規模ライブをやるようになってアンケートを読んだとき、「お客さんはそれぞれ、様々な事情や想いを持ってライブに来ている。それをなんとかしてあげるのが私であって、お客さんも緊張してるからこっちが緊張している場合ではないんだ」と悟ったそうです。
そう、何かをしてあげられる存在のはずなんです、そこにお客さんがいて、ステージに立ってる以上は。

ただし僕は補足したい。【お客さんのためだけに歌う】だけだと無味無臭のライブになる。そういうライブがよくある気がするなぁ。ちゃんと自分の楽曲やパフォーマンスを吟味しなければならず、それがやさしさなのだ。

ここでひとつ補足したい。僕がやってるようなライブではお客さんゼロとかあるからね!ゼロだとこの話の意味ゼロね!怒 
ちゃんと聴いてる人の役に立つようなアートをこれからもしていきたいね!


ググっても得られないような空気感と情報満載の素晴らしいインタビューでした。ひねくれた可愛い人なんだなぁと思いました。ありがとうございました。