2020年3月16日月曜日

(わくわく!}てれわーく


大きな声では言えないが僕は今在宅勤務になってます。
仕事の内容とかネット世界に書けないのですが、在宅勤務一般について、僕がやってみた感想を書きましょう。

●時間はここにあったのか
急いで朝食を摂らなくていい。これは心身にいいに決まっている。それに加え、仕事が終わっても帰らなくていい。仕事が終わる前からすでに家に居るからである。じゃあ本当に時間があるのかと聞かれたらそうでもない。普段やらない家事や片付けなど、いろいろ気になってやってしまうから、肝心なことをやっていない。

●通勤は本当に無駄なのか
無駄ではなかった。僕の通勤時間帯と経路は満員でもないので、やろうと思えば作業ができる。電車という、逆らえない時間と空間が好きだ。
通勤がなくなって僕は音楽もラジオも聴かなくなったし、漫画も小説も読まなくなった。アレンジのための楽譜も書かなくなったし、セットリストやライブのアイデアを考えることもなくなった。SNSの投稿も減る。在宅ワークだと、これらの作業を全部、家にいるのにわざわざ時間を取ってやらなければならない。それがばかばかしい。

●一日中家に居ると損した気分になる性分
僕は昔から、風邪で寝込んでも、やることが全くなくても雨でも一日に一度は外に出たいタイプである。通勤をしていると嫌でも歩くし太陽を浴びるので、それで気分転換と適度な運動になっていたのだと改めて気付かされた。今など昼休みに急いでスーパーに行くとか、仕事が終わってからスーパーに行くとか、用もないのにわざわざ出かけないといけない。

●オフィス街という外食天国
職場は閑散とした地域なのだが、それでもランチができる場所は多い。オフィス街のランチは注文してすぐ出てくるように設計されているのだ。しかし自宅の周りはどうだろう。まず、そんなに都合のいい店が一カ所に固まっているわけではない。その上、素敵なランチプランが用意されているわけではない。都会のランチは特別だったのだ。
昼飯を家で作れば節約になると当初は思っていたが、違うね。作る時間も家に居ることになってしまうし、全部自分の作ったものになってしまう。やはりある程度、外食という精神的なインプットは必要なのだ。

●いわゆるフリーランサーとの違い
翻訳だと自営もできるじゃないですかとよく言われる。一般的に自営業ならノルマと納期をもらってあとは自分の裁量で仕事ができる。日中は出かけて夕方から仕事にかかるということもできるはずだ。しかし僕は会社員なので、家に居ながら時間に縛られる必要がある。どんなにいい天気でも軟禁状態である。セキュリティ要件の不安もあるため、カフェでできるような仕事ではない。

●見えない敵
一日中家に居るのだから心配なのは光熱費である。まだまだ3月上旬なので、日当たりが相当に良くない限りは寒くて座っていられない。寝間着だとさらに寒いのと、昼と夜にすぐ出かけたいので仕事が始まる前に身支度は済ませている。つまり外着で家にいるのでまだましではあるが寒い。毛布をかぶろうかとも思ったが、指先が冷えるとキーボードが打てないので、困ったものである。

●オフィスウェアは立派
家の机と椅子がショボすぎる。やはり会社のデスクというのは一日中座ってても疲れないように設計されているのだ。いや、疲れはするけれど、自宅の家具をかき集めてできた作業場とは大違いである。しかし在宅も一時的なものだから、できるだけ余計な設備は買わないようにしている。


このスタイルで今後も在宅勤務をしたいかどうか、ビミョーなとこである。週2くらいで出社するのがちょうどよさそうだ。そんなのは無理だけど。