2022年8月18日木曜日

アンメルツヨコスカ

先日探し物のためにいろんなところをひっくり返したり覗き込んだりしていた。
その翌朝、何の誘因もなく腰というか背中をいわした。
いわすって大阪弁ですかね。

※腰も背中も一緒くたに書きます。

人類全体で見ると極軽症なのかもしれないが僕にとっては今までで一番ひどいぎっくり腰だ。

まず、立っているのがやっとである。
その次にマシなのが地面に座る体勢。脚をどうするのが一番痛くないのかは、最後まで要領を得なかった。
椅子に座るととても痛いので立って仕事をした。(昇降式のデスクを使っております)

家にあったアンメルツは枯れていたため(内容はあるのに多分パフパフ部がバカになっている)、初期のアシモみたいな歩き方で薬局へ。

腰痛関連グッズには無知だったので、顔が割れるのが嫌な僕もさすがにこの日は薬剤師さんに相談した。というか、話しかけられた。
相当迷っていたからであろう(痛いのでほどんど直立不動)。
それもそのはず。腰痛用薬ってどれもこんなに高いのか…と明らかに及び腰だったからである。

しかし背に腹は代えられないので腰を据えて選定することにした。
何をお探しかというとアンメルツでなくシップだ。
僕にとってシップとは白いプニプニのシートなのだが、薬剤師によると効果が高いのは一般的にベージュのペラペラタイプとのことだった。
しかしペラペラタイプは肌が弱い人には向かないらしい。
いや、もう全身に蕁麻疹が出てもいいから今すぐこの背部痛をどうにかしたい。
薬剤師さんが「うちはこっちを使ってます」とか言っていたのでベージュの方にした。
あまのじゃくな僕だって、藁にもすがるのである。

枚数やサイズ、有効成分が様々ある中、ロキソニンの大判8枚入りと、やっぱりアンメルツを買って帰った。シップを貼るので結局アンメルツは使わなかった。でもまたどうせ腰をやるだろう。

シップを貼った瞬間、なんか治った!気がした。
気のせいだった。5分後に立ちあがろうとすると同じように激痛だった。

   ***

ところで薬局で有効成分を見ながら疑問が湧いたのだ。
ぎっくり腰に対して、消炎剤は治すための「治療」となるのか?
消炎剤=鎮痛剤は単なる気休めであって、実は炎症させておいた方が早く治るといかいうアレでは?

この問いに答えるにはまずぎっくり腰の機序について説明しなければならない。
調べてみたところ一筋縄ではいかないようなので割愛するが、要するに
何かの拍子に筋肉や軟骨がアカン!てなってアイタタとなるやつである。
基本的に自力で治すしかないのだろう。
(もちろん椎骨に関係する病態もあり、ぎっくり腰という俗称はかなりいい加減である)

で、炎症は治めていいんですか? やかましい! 俺は今この痛みに耐えられんのじゃ!
ということでブラウザをそっと閉じました。

   ***

鼻をかむのも、笑うのも小さなゲップをするのも痛いし、
スマホも手で持つと背中が痛むし、
かがめないから洗い物も洗顔すらもできないので(歯磨きは辛うじてやった)、
もはや痛くない体勢を見つけてそこで静止しておくしかない。

一度寝転んでみるともう周りのものに掴まってもなかなか起き上がれなくて、すぐ寝たよね。

次の日、期待はしていたが痛みは少しマシになっていた。ちょっと工夫をすれば起き上がることができた。
ロキソニンは助けになったが根本的に効いたとかではないと思う。
まだ僕も自然治癒力を持っているということを実感して嬉しくなった…

それからの経過は特には面白くないが、特筆することといえば、
シップは1日2回続けたがその翌日は同じ回復具合を感じられなかった。

Day 1が痛さ100だとしたらDay 2には70になり、Day 3の朝は65くらいであった。
まぁ悪化していないから文句を言ってはいけない。
その後は順調に5ずつ減って行っているので、10日あまりで全快するものだと思う。



以前から小さな腰痛はしばしば起こっており「腰は世界にひとつだけ…」とはよく思っていたが、これほどのものはたぶん初めてであり、腰がQOLに与える影響を改めて実感した。

老いを受け入れるための試練なのか?いやいやそんな寂しい言い方はよしときましょう。
そんなことよりも日頃からストレッチと運動をしたほうがいいんだろうなと思いました。
やるかやらないかは、あなた次第です!! あ俺か!