2016年10月13日木曜日

ピアノのありがたみ。


私はいま、第23次くらいのピアノブームです。

何しろ12月までライブがないからもうギターを触らなくたって誰にも怒られません。

以下脳内旅行です。

ふと、来年のライブをすべてピアノでやれば、かなり上達するのではないかと思った。
「人前で弾かないから上達しない」というのはもう数えきれないくらい経験した。

2017年ピアノ留学。
語学留学になぞらえて考えるならば、
言うまでもなく1年で完成するわけはなかろう。

しかしまる1年、違った環境に身を置くということには大きな意味がある。
今から見る1年はとてつもなく長いが、
過ぎてから見る1年はとてつもなく短い。

しかし本当にオバタケンをピアノ化するといきなりクオリティが下がるので、
企画しよ~と作戦を立てている仲間をはじめ多くの人に迷惑をかけることになる。
たぶんオバタケンは2017年末まで使い物にならない。

でもな~ピアノのかっこよさはギターでは再現できないものがある。
男でピアノでおちゃらけるってめっちゃかっこいいと思うわ。

以上脳内旅行でした。
とりあえず2017年ピアノ留学は、ないです。
駅前留学くらいの気分で、自分の曲のピアノ化をコツコツとするかもしれませんが。

ピアノ始めていつの間にかやめて、でなっかなか上達しないのですが、
ヘタにはなってません。

そうそう、
ピアノ弾きにとって生ピアノというのはそりゃもう全然違うんやなって、
最近振り返った。

高校の時、保育所からの幼馴染女が
朝早めに登校して音楽室のピアノを弾いていた。

幼馴染女はガクトのバラードとかを弾いていた。
僕もなんとなく2回くらいついて行った。
わざわざ早起きして行くようなもんかいなぁと思ってた。

僕の家にはカシオのオモチャキーボードがあったので、
ガクトをコピーしてもらったのを持って帰って弾いてみた。
ペダルがないのは致命的だった。
いつの間にか弾かなくなった。

大学に入り、仲良かった軽音女が、
鍵さえ借りれば学内のホールにあるグランドピアノが弾けるとはしゃいだ。

グランドピアノ。
僕にとってはなんだか触ってはいけないものだという印象だった。
黒塗りの高級車にベタベタ指紋をつける強者はなかなかいないだろう。
まぁ、ピアノはそうじゃないのだが、エレキギタリストからすればそんなもんであるから。

GLAYのHappinessをちょっと弾いてみた(独学でたまに弾いてたし)。
でも続かないのでやっぱ楽しいとは思えないのだなこれが。

連弾したいな~とか言ってたが、たぶん連弾は話が飛躍しすぎていたのか、
僕がピアノを弾くきっかけにはならなかった。

軽音女は、ある日グランドピアノを弾きに行ったとき、
素敵なピアノ男子がいて、恋をしているような気分になったと教えてくれた。
ふうん…
バンドが普通に忙しかったので自動的にピアノから離れる。

卒業してから徐々にライブハウス人間からライブバー人間になったが、
生ピアノがある店とはあまり縁がなかった。

が、一人暮らしを始めて何を思ったか僕は6万円くらいするカシオの電子ピアノを買った。
ローランドは「どや」的な音がしたのでカシオにした。

どうしてもその日に持って帰りたくて、
ヨドバシから路線バスでピアノ本体とスタンドを持ち帰った。
それから1週間、僕は腰痛に悩まされた。
もうあんなことは二度としない。
宅配無料なのだから。

そこから本格的に、ピアノ弾いたり弾かなかったり時代が幕を開ける。
先にも述べたが、ライブがないからうまくならないのだと思う。

僕は自分がアコギを持ったとき、
エレキの人には一生理解できない楽器だと思ったが、
毎月数回のライブをしていたらすっかりアコギ弾きになってしまった。

東京に来て、秋田犬によく出ることになったのもあってか、
ピアノ弾きと多く友達になった。
すると、あそこのピアノは、とか、あそこはピアノがないから、
という話がよく聞こえてくる。
アコギ弾きにはない悩みであり楽しみのようだ。

そんな人たちを見ていると自分も弾きたいとか思ってたまに弾いてみる。
昔よりは弾けるようになっている。

で、たまにスタジオでアップライトピアノを弾いてみると、
おお~、こ、これがピアノか!と思えた(やっと)。

ピアノが面白い理由の一つはそれが打楽器だからなのだ。
それを今まで理解していなかった。
アコギも打楽器だが、全体がパーカッションだ。
対するピアノはそれぞれの指が意思を持つと言える。

と、気付いてから、電子ピアノは電子ドラムみたいなもんだなと思った。
打っても響いてないもんな。音は鳴るけど。
しかし逆に電子オルガンやキーボードくらい割り切ったらまた面白そう。

できたらいいなを探っただけの話でして急に終わります。
できたらいいですねピアノね。