ちょっと前からボサノバピアノうんちゃらで、
「イパネマの娘」かんちゃらなのであるが、
「波(Wave)」という曲のほうが実は好きである。
ピアノの本に載ってる「波」はちとむずかしく、なかなか進まなかった。
そんななか、かなり前に買った、CD付きの初級ジャズギタースタンダード曲集に「波」が入ってることを思い出した。
ジャズも知ってたらかっこいいかも~という若気の至りで買ったはいいが、イメージと違ったためにすぐにやめていた。
和音が弾きたかったのに95%単音だった。
しかしこれが、僕も年を取って音選びのエロさに対する感受性がアップしているらしく、今聴くと、うわ~弾きたい!と思えた。
アマゾンとかのレビューを見ると「はじめてのジャズギター」というタイトルに反して難しすぎるという意見が予想以上にあった。
いったい、ジャズを何だと思ってるのか。十分簡単ではないか。
私など、この程度でジャズを弾いてる気分になれて申し訳ないくらいである。
とはいえ、何かのジャンルで中級以上のギタースキルがない人でないと、この本を難しすぎると感じるだろうなというのは事実である。
ひとつに、ロック/ポップスギターのテグセとは全然違う。なんでそんなところまで音を取りに行くのか(しかもアウト音)というのが多い。
ふたつめとしては、そんなややこしい運指をしながら伴奏コードのことを考えろというがそんな余裕がない。
ほんとは、うん、♯11やからとか理解しとかなあかんのだ。
みっつあるみたいに言ったが、別にない。
もともと持っていたのが続編だったみたいで、
一発目の方を調べてみたら、ジャズスタンダード曲が溢れかえっていたので買ってみた。
というわけで、今練習してるのが、
テナーマッドネス
波
ジャイアントステップス
A列車で行こう
らへんです。
付いてるCDもなかなか、いい曲はいい。
こうして、ボサノバピアノブームは知らぬ間に終わっていた。
ジャズギターブームも何か他のものによって知らぬまに終わりを告げるのであろう。