2016年5月22日日曜日

ごめんねエレベーター

BBCのニュースにThe Worlds Most Polite Country?(世界一礼儀正しい国?)という記事があったので、読んでみた。

こういう記事の半分は日本の生真面目さを揶揄する内容(言いすぎか。でもそれを読むのも楽しい)だが、
今回のは、あ~そっかーと思ったので一部訳してみたよ。
あんまり推敲してないです。

使い古しの内容だとは思いますけどね。
英語圏の人用に書かれた記事です。

以下、拙訳(人名など一部割愛)
(略)

「おもてなし」は日本人の生活様式である。風邪を引いた人は他の人にうつさないようにマスクをする。工事を始める前には隣の住人に包装した洗剤を贈る――どうしても飛び散ってしまう砂埃をこれで洗ってくださいねという意味合いだ。レストランの店員はお辞儀をして、心からの「いらっしゃいませ」で迎えてくれる。 お釣りを渡すときには手を下に添えて、お金を落とさないようにしてくれる。店を出る時は、見えなくなるまで玄関でお辞儀をしていてくれるということも珍しくない。

機械にいたっても「おもてなし」をする。タクシーのドアは近付けば自動的に開き、制服に白い手袋で装った運転手はチップを求めてこない。エレベーターは待たせたことに対して詫びを言う。トイレに入ればそれに気付いた便座がひとりでに上がる。道路工事の看板にはお辞儀をする作業員が描かれている。

日本の文化では、相手が本人のグループの外にいればいるほど、その人に対して礼儀正しくなる。この理由から、外国人はこういった惜しみない厚意にいつも驚かされることになる。あるスペイン語教師は語る。「日本に9年間住んでいますが、いまだにびっくりしますね。バスの中で、人がお辞儀をしてから隣に座って、立ち上がるときにもお辞儀をするんですよ。いつも新しい発見をしてます。」

しかし、「おもてなし」は訪問者に対してだけのものにとどまらない。「おもてなし」はあらゆる生活の場面に浸透しており、子供のころから学ばれるものなのだ。 

某観光関係団体の代表はこう言う。「『誰かに良いことをされたら、他の人に良いことをしなさい。でも、誰かに嫌なことをされても、他の人に悪いことをしてはいけない』という教訓のもとに育つことが多いんです。だから親切な振る舞いをするようになるんだと思います。」

(略)

あなたも「おもてなし」をすこし持ち帰ってみてはいかがだろうか。ほんの小さなことでも、世界に広がっていくかもしれない。

以上、拙訳

原文
http://www.bbc.com/travel/story/20160415-the-worlds-most-polite-country


エレベーターが待たせてごめんって言うってのが面白かったな。
たしかに「お待たせしました」って言うやつあるけど。
それを考えると電車も謝りすぎ。2分遅れたくらいでそんなに謝らんでも…。

日本人は礼儀正しいというけど、そのせいで、
礼儀正しくない人に対してかなり敏感やでな。

僕も人のこと言われへん。でも挨拶とかお金のこととか最低限できてたらもうええと思う。

この記事中、日本の学者によれば、
日本人の礼儀正しさは、茶道、武道、武士道から来ているそうな。

日本人には、フレンドリーさが足りないというコンプレックスが見え隠れする。
英会話教室とかでかなり問題にされてると思う。

でもこうやってイギリスの新聞で奥ゆかしさが取り上げられるくらいやから、
ぜんぜんそのままでいいよ、日本人。

世界中みんな「イェーイ!」ってならんでええやろ別に。
「あ、どうも……あ……」でいいよ、日本人。

自分を恥じていると笑われるぜ!

あ、イェーイ!ってしたい人は自由にしようね。